若い女性の日常に溶け込む“マツケングッズ”

マツケングッズは、若い女性の日常にも溶け込んでいるようだ。都内で販売員として働く茜さん(仮名・28)は、職場でマツケングッズを使う若い女性を目にすることがよくあるという。

「レジをしていると、マツケンの小さいポーチをお財布代わりにしている若い女の子を見かけることがあります。見つけると、やっぱりうれしくなりますね」

茜さん自身にも、マツケングッズにまつわる忘れられない出来事があった。

「仕事を終えて終電に乗っていた時、マツケンのチャームがついたカバンが車内に置き忘れられていたのを見かけました。正直、面倒なので関わらないでおこうか迷ったんですけど、チャームを見てたら『届けなきゃ』と思い、駅員さんに届けました。すると、すぐに持ち主の女の子が現れたんです。その日のうちにカバンが戻ってきたのは、マツケンチャームのおかげかもしれないね、なんてその子と話しました」(同)

「マツケンサンバ×ハローキティ」のコラボグッズ(写真/奈々さん提供)
「マツケンサンバ×ハローキティ」のコラボグッズ(写真/奈々さん提供)

日常の中で存在感を放つマツケンは、画面や商品を通じて楽しむだけの存在ではないようだ。前出の奈々さんは今年、念願だった松平健のライブにも足を運んでいる。

「今年はケン様に会うことを目標にしていたので、ライブを見に行けてよかったです。ポスターの手作り感も味がありますよね。同じ年の全国ツアーなのに、会場によってポスターが違うんです。

観客は40〜50代の女性が多かったんですけど、親子や若い人もいました。MCでは笑いの要素も大御所らしい上品さもあって、すごく上手だなと思いました」(奈々さん)

ライブに足を運ぶほどまでの“推し”になった(写真/奈々さん提供)
ライブに足を運ぶほどまでの“推し”になった(写真/奈々さん提供)

奈々さんが友人と会場を訪れた際には、ライブグッズとして販売されていた「サンバ棒」がすでに完売しており、マツケン人気の高さをうかがわせていた。