コラボイベントで集客数は前年同期比26%増
こうしたファンの熱量は、個人の楽しみにとどまらず、企業や施設のコラボ企画にも波及している。その一例が、2026年4月17日から5月7日まで横浜・八景島シーパラダイスで開催された「マツケンまみれゆうえんち」だ。
同施設ではこれまで、『SPY×FAMILY』や、『ぼのぼの』など、人気キャラクターとのコラボ企画を展開してきた。そうした中で、なぜ松平健を起用したのか。
横浜・八景島シーパラダイスの広報担当者は、その理由についてこう説明する。
「ゴールデンウィークは、例年天候によって来場者数が左右されやすい時期です。そのため、悪天候すら逆手に取る集客施策として、松平健さんを“晴れの神さま”のような存在としてお迎えしました。
曲名の『マツケンサンバ』の“サンバ”は“SUN”にも通じますし、松平さんの金色の衣装や明るいイメージには、太陽のような華やかさがあります。世代を超えて認知されている松平さんであれば、幅広いお客さまに楽しんでいただけると考えました」
企画では、「どこにいてもマツケン」 「何をしてもマツケンサンバ」といった振り切った世界観を軸に、松平の顔をあしらった装飾やフォトスポット、コラボアトラクション、グッズなどを展開。なかでも、園内を走る「マツケントレイン」や「マツケンのお面」の無料配布は特に反響が大きかったという。
広報担当者は、来場者の様子についても次のように振り返る。
「島内で配布した松平健さんのお面をつけて楽しまれているお客さまが多くいらっしゃいました。パネル装飾の前で写真を撮られる方も多く、SNS上でも多くの反響をいただきました」(同)
同施設によると、今年のゴールデンウィーク期間中は12日間のうち11日間が晴天に恵まれ、集客数は前年同期比で26%増を記録したという。
こうした現象は、松平健の人気が単なるSNS上の話題にとどまっていないことを示している。俳優であり歌手でもある松平健は、見る人に多幸感をもたらし、いまや企業が商品化・イベント化したくなる“キャラクターIP”として、新たな価値を生み出している。
「マツケン」と「マツケンサンバⅡ」が生み出す商業的価値は、今後さらに広がっていきそうだ。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













