「本当に仲良しの温かい家庭なんだなと思っていました」

事件後、元妻の親戚は動揺を隠せない様子で、親族側から見えていた親子の印象を語った。

「何であんな恐ろしいことが起きてしまったのか、見当がつかない状況なんです。二人の間で離婚が成立していたなんていう話も、私たち家族は誰一人として知らされていませんでした。あの子たちの家族構成はとてもバランスが良く、外からは本当に仲が良さそうに見えていたから……。ニュースを聞いた時は自分の耳を疑いました」

親戚によると、飯島容疑者は普段、至って真面目な人物に見えていたという。

「地域の集まりを除けば、近所の人たちとも普段からほとんど付き合いはなかったようですが、区の清掃行事などには啓輔さんはちゃんと顔を出して、一生懸命に参加していました。直近の6月7日に行われた川掃除の際にも、家族そろって出てきていたんです。その時にほかの親族が『家族は大丈夫か』と声をかけたところ、彼は『はい、大丈夫です』と普通に答えていたそうです。

上田警察署(撮影/集英社オンライン)
上田警察署(撮影/集英社オンライン)

だから、外からは何の問題もない良い家族に見えていました。Aちゃん(容疑者の元妻)が、もっと前の段階で何かしら家庭内の悩みを相談しにきてくれていれば、いくらでも手を差し伸べられたのに、まさかこんなことになるなんて悔しくて仕方がありません」

近隣の50代の女性住民も、自宅の庭で無邪気に遊ぶ親子の姿を記憶していた。

「家の庭で、お休みの日などにみんなで楽しそうに遊んでいるのをよく目にしていました。家の中から両親が楽しげなおもちゃをいろいろと出してきて、みんなで遊んでいたので、本当に仲良しの温かい家庭なんだなと思っていました。

Aさんは髪の毛が長くてとても綺麗で、優しい人。困っている人がいたらすぐに声をかけるような、そんな温厚な方でした。娘さんも絵が本当に上手で、素敵な笑顔が印象的でした。だから今回の事件は本当に信じられないです。ただ、言われてみれば、家族みんなで遊ぶ姿を、ここ最近はちょっと見かけていなかったかな、とは思いました」