実はNG①「~のかたちになります」

「~のかたちになります」という言い回しが癖になっている方は多いですね。何の形状もないのに「~のかたち」をつけるのは不自然です。話を聞く相手は「え、何の形状があるの」と違和感を覚えます。

よく耳にするが、実は間違っている敬語は数多く存在する
よく耳にするが、実は間違っている敬語は数多く存在する
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このような表現は、通称「マニュアル敬語」と言われ、間違った話し方のひとつです。この「~のかたちになります」を使っている方の心理としては、次のようなものがあげられます。

●言い切りたくない
●丁寧に伝えたい
●柔らかく伝えたい

このような心理から「~のかたちになります」という表現が癖になっている方が多いでしょう。しかし、話し手の思いとは違い、受け取り手は違和感やわかりにくさを覚えています。次の言いかえ例を頭に入れ、状況に応じて使い分けましょう。

●「~させていただきます」
●「~でございます」
●「~となります(変化があるとき)」
●「~をお願いいたします」

実はNG②「よろしかったでしょうか」

「よろしかったでしょうか」という表現も、一般的によく耳にする「マニュアル敬語」のひとつです。社内会話、電話応対、接客応対などの様々なシーンでこの表現が使われていますね。無意識に使ってしまっている方も多いと思います。
なぜ「よろしかったでしょうか」が間違いなのでしょうか。それは、過去のことではないのに、過去形を使っているからです。これは明らかな文法上の間違い(時制の不一致)ですね。

また「~た」は、完了を表す表現でもあります。そのため、完了していないことに使うと勝手に完了されたような印象を与え、相手が違和感を抱く要因にもなります。現在進行形の物事を確認する場合は「よろしいでしょうか」を使うのが適切です。

そのほかにも、よく使われる
●「お間違いなかったでしょうか」
●「いかがでしたでしょうか」
●「大丈夫でしたでしょうか」
●「問題なかったでしょうか」
●「差し支えなかったでしょうか」

なども過去の物事の確認には使えますが、現在進行形の物事に使うのは誤りです。