実はNG③「了解しました」

理解したこと、承諾したことを伝える表現には「わかりました」「了解しました」「かしこまりました」「承知いたしました」などがあります。これらの表現は、相手との関係性に合わせて使い分けることが必要です。

「わかりました」「了解しました」は丁寧語ではありますが、謙譲語(へりくだった表現)ではありません。そのため、目上の方には丁寧さに欠ける印象を与えます。

特に「了解」は、「物事の事情を理解して承認する」という意味があり、主に目上から目下に対してのニュアンスです。目下から目上に使うと失礼にあたるため、避ける必要があります。

「よろしかったでしょうか」は実はNG…知らずに使っている人が多い「間違った敬語」3選と正しい言い換え_2
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ビジネスでは、互いに相手に敬意を持って接することが大切です。

●自分がわかったこと、理解したことを伝える際は「承知いたしました」
●謹んで承りましたという強い敬意を表現する際は「かしこまりました」

を使うようにしましょう。

このような表現は癖になってしまうことが多いので、最近では、目上・目下など相手の立場にかかわらず、ビジネス会話では、謙譲語の「承知する」「かしこまる」を使うことが一般的です。

文/松原奈緒美(まつばらなおみ) 写真/shutterstock

信頼される人がやっている ビジネス基本のふるまい事典
松原奈緒美
信頼される人がやっている ビジネス基本のふるまい事典
2026/3/4
1,870円(税込)
280ページ
ISBN: 978-4761278601

・お客様への手土産は最後にお渡しするようにしている
・乾杯ではグラス同士をカチンと当てる
・商談の場でスマートウォッチを身につけている

こうした何気ないふるまいが
「マナー違反」とみなされ
あなたの評価を下げているかもしれません。

「そこまで気にする必要ある?」と思うような些細なマナー。
ビジネスの場では、その細かさが、安心感や信頼感の礎になっています。

大人にとってのビジネスマナーとは、窮屈なルールではありません。
仕事をスムーズにし、損を減らし、味方を増やし、評価を底上げするための技術です。

ただ、マナーは誰も注意してくれないから、自分では間違いに気がつけない。
自分では間違いに気がつけないから、AIに尋ねることもできない。

本書は
「もう誰にもマナーを教えてもらえない」大人が
印象・信頼度アップにつながる基本のふるまいを
あらためて学び直すことができる一冊です。

”常に形式だけにこだわった対応をすべきだと言いたいわけではありません。大切なのは、正しい知識を知った上で、状況に合わせて上手に引き算できることです。これこそが、本当の意味でのマナー上手です。
マナーとは、相手目線で考え、その思いを行動で表すものです。私は研修や講演で「マナー上手は仕事上手。マナーで仕事は判断される」とお伝えしています。マナーを見れば、その人がどれくらい相手を尊重し、相手目線で仕事を進められるかが想像できるからです。”
──「はじめに」より

【目次】
はじめに

第1章 第一印象
第2章 身だしなみ
第3章 社内での過ごし方
第4章 社内での話し方
第5章 敬語と言葉遣い
第6章 ビジネス通信
第7章 電話応対
第8章 来客・訪問応対
第9章 オンラインコミュニケーション
第10章 会食シーン
第11章 ギフトと冠婚葬祭

おわりに

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