公開順? 時系列順? スター・ウォーズの見る順番議論

1977年の第1作『スター・ウォーズ(エピソード4/新たなる希望)』から始まった本シリーズは、エピソード1〜9の本編映画だけでなく、『ローグ・ワン』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』といったスピンオフ映画、さらに『マンダロリアン』をはじめとするドラマシリーズやアニメ作品まで広がり続けてきた。

公開順で見るべきなのか。物語の時系列順で追うべきなのか。実際、この問題には明確な正解があるわけではない。

『マンダロリアン・アンド・グローグー』の監督であるジョン・ファヴローは、エピソード4から始まる公開順をすすめている。一方、ルーカスフィルムのデイヴ・フィローニ代表は、「間違った見方はない」としたうえで、子どもに見せるならエピソード1から順番に見せるかもしれない、と語っている。

ではそれぞれの見方にどんな長所と短所があるのか。

まず、「4→5→6→1→2→3→7→8→9」の公開順で見れば、当時の観客と同じ順番で世界観に入り、自然に作品の世界観を受け止められる。特に、最初に見ることになる『エピソード4/新たなる希望』は、一本の映画としても起承転結がはっきりしており、初心者にもわかりやすい。

ただ、先の展開を知っているので、「1」「2」「3」を観る際はメタ推理で、この戦闘ではだれが生き残って、だれが命を落としてしまうのかわかるため、ハラハラドキドキ感が若干薄れる。

ダース・ベイダー級の人気キャラが誕生(画像/Shutterstock)
ダース・ベイダー級の人気キャラが誕生(画像/Shutterstock)

一方で、「1→2→3→4→5→6→7→8→9」の時系列順で見れば、未来と過去の関係性に混乱することなく、純粋にストーリーを楽しめるし、その都度驚きがある。ただし、2005年公開の『エピソード3』から1977年公開の『エピソード4』へ進むため、映像技術の差が気になる人もいるだろう。

またこの順番で見る最大のネックの一つが、『エピソード5』で明かされる映画史に残る衝撃展開が、インパクトがなくなってしまうことだ。

ではこうしたことを踏まえたうえで、いま完全な初心者がスター・ウォーズに触れるなら、どの順番で見るのがいいのか。