服を脱がせて草むらに廃棄し、駐車帯で土下座させて動画を撮影

【5 監禁の犯行状況(コンビニ到着後)】
Aさんの求めに応じ午前3時7分頃、小西はAさんをコンビニのトイレに連れて行き、Yとともにトイレの前で待機。トイレから出て「すいません。助けてください。通報してください」とカウンターにしがみついたAさんを小西は店外に引きずり出し、暴行。

被告はこの時Aさんのコード決済アプリを使用してタバコなどを購入し、店員には『Aさんが悪いことをしたので警察に連れていくところです』など警察に通報しないように申し出た。Yを帰宅させた後、被告と小西は人目に付かない場所として選んだ神居古潭に午前3時29分頃、Aさんを連れて行った。

【6 不同意わいせつ致死、殺人の犯行状況】
車内でAさんの服を脱がせて草むらに廃棄し、駐車帯で土下座させて動画を撮影。当時の旭川市内の気温は5度で、小雨が降っていた。午前3時35分頃、Xからトークアプリで音声通話があったため、ビデオ通話に変え、神居大橋で小西とともにAさんの首を絞めて暴行。

午前3時41分頃、Aさんを高さ1.2メートル、幅15センチの欄干に川を背に座らせて謝罪させ、動画を撮影。小西は橋から落とす素振りをしたが落ちなかったため、殺意をもって、再度欄干に座らせて、「落ちろ」「死ねや」と言い、何らかの有形力を行使して、転落させて死亡させた。その間、Xはビデオ通話をしていたものの画面が暗くて落下の瞬間は見えなかった。

神居大橋(撮影/集英社オンライン)
神居大橋(撮影/集英社オンライン)
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【7 犯行後の証拠隠滅行為等】
午前3時48分頃、車に戻ってAさんの携帯電話のデータを削除し、車で前後に轢いて損壊させ、帰宅途中の旭川市内を流れる川に小西受刑囚が投棄した。また、被告は自身の携帯電話で小西受刑囚との事件時のメッセージを削除し、あたかも別々の場所にいたように装い、消防にも警察にも通報しなかった。

【8 争点】
この裁判の争点は①殺人罪が成立するか(実行行為性、故意、共謀について)②不同意わいせつ致死(死亡との因果関係)、③どの時点から監禁となったのか(監禁の始期)④量刑の4点。 

「殺意はない」と証言した内田被告。17歳の少女の尊い命を奪った事件の裁判は続く。

次章では弁護側の5項目に及ぶ冒頭陳述を詳報する。

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