中東では「ギャル文化」が人気
――その後、2022年に独立。ご自身の会社を立ち上げました。軌道に乗り、現在はかなり高価な価格帯で施術されているとお聞きしました。
だんだんと価格を上げていき、現在は平均して日本円にしたら5万円から8万円ほど。中東でも高額な方だと思います。
私が心がけているのは、同じデザインを二度と繰り返さないこと。どんなに難しいデザインの画像を持ち込まれても、「もちろんできますが、必ずこれを超えてみせます。あなただけの唯一無二のネイルにします」とお伝えしています。
お客様の期待以上のものを提供する。お客様も、すべてがオーダーメイドであるということに満足してくださっています。
――お客様はどのような方が多いですか。
日本人のお客様はほぼゼロで、9割以上がドバイや中東の現地の方々です。世界基準で認められるネイリストになりたかったので、最初から現地の人々や海外の人たちに向けてネイルの写真などを発信していました。
ドバイだけでなく、クウェートやサウジアラビア、さらにはアメリカのロサンゼルスやニューヨーク、フランスやイギリス、シンガポールなどにも、出張して施術しています。
――中東のお客様にはどんなデザインが人気ですか。
中東の人たちは日本のアニメを見て育っているので、日本のキャラクター文化が普通に受け入れられているんですね。サンリオのキャラクターや、「ちいかわ」なども人気です。その流れで、平成ギャル文化の「ゴテゴテにデコレーションされたカワイイ爪」は、いま一部のネット文化やファッションに敏感な子たちにものすごく刺さっています。
――中東にも「ギャル」がいるのですね!
私自身はギャルだったわけではないのですが、日本の「ギャル文化」はじわじわ関心が高まってる感じです。これまで中東にはなかった独創的なデザインだったので、一気に火がついた感じです。日本の「カワイイ」や「キャラクター」は本当に世界共通で、根強い人気があるなと思いました。
――森下さんご自身も「ちゃパ」というキャラクターを作られているとか?
私が3歳のころから描き続けているペンギンのキャラクターでして、ただの殴り描きのような絵をキャラクターに昇華させたんです。私の命なのでなりふり構わず、一生をかけて愛で広げ続けています! 今はドバイで事業登録をしてグッズ販売も行なっていて、日本人向けのオンラインショップも立ち上げました。












