最愛の父との思い出…残しておきたかった家族の時間

――今回、『お終活3 幸春!人生メモリーズ』で橋爪功さん演じる大原真一が、お父様にすごく似ているそうですね?

本当に映画通り、あんな感じで(笑)。特に、高畑淳子さん演じる千賀子ママとのやり取りが、うちの両親そのものなんですよ。口を開けば夫婦漫才のようなケンカというか(笑)。

でも父が亡くなってから母は、「あの人だったらこう言ってたわね。居なくなったら、なんだかやっぱり寂しいわね」なんて言ったりして。あれだけ夫婦漫才のように言い合っていたのに、居なくなって初めて気づく存在の大きさってあるんですよね。やっぱり夫婦なんだな、と感じます。

――お父様とのお別れについて、ある程度の覚悟はされていたのでしょうか?

重篤な病気ではなかったので、もう少し長生きしてくれると思っていました。ですので、逝ってしまったことには、やはり大きな喪失感がありますね。

――お父様との時間を振り返って、「もっとこうしておけばよかった」と感じることはありますか?

私や弟が社会人として忙しくなる前までは、家族で毎年、車で旅行に行って写真を撮っていました。最近は旅もできなくて、あまり撮っていなかったなと、遺影の写真を探すときに気づいたんです。

映画でもありましたが、終活の一環として、元気なうちに写真館で遺影を撮る方も増えていますよね。実際にその大切さを感じましたし、家族の記録としても、写真を残しておくことは大事なことだと思いました。

――改めて、家族写真の大切さを感じられたんですね。

そうですね。遺影のためというだけじゃなくて、家族の記録としても残りますし。年齢に関係なく、毎年一度は写真館で家族写真を撮っておくことは、楽しいですし、大切な時間になるのではないかと思います。

父の訃報に触れ、「写真をもっと撮っておけばよかった」と心残りを語る女優・藤原紀香さん
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