「実用性はありません(笑)」
推し活という言葉ができる前から「無理をしないオタク活動」を心がけ、無理なく、長く、好きな世界と付き合ってきた積み重ねがこの部屋につながっている。
こだわりのひとつが、シリウス・ブラックにまつわるドアだ。
「一番好きなキャラであるシリウス・ブラックの自宅の部屋のドアを再現しました。一番近いドアノブを探し、SIRIUSと名前を入れてます。両開きにして弟のレギュラス・ブラックの名前も入れてます」
既製品を集めるだけでなく、作品のモチーフを自分の手で作り出すことで、この空間を唯一無二のものにしている。
この部屋は、saraさんにとってどんな存在なのか。
「圧倒的に満足感があります。実用性はありません(笑)。見慣れてはいますが疲れたときなどにレイアウトした部屋を眺めていると気分が上がって癒されます」
一方、この異常成人女性バトルに「界隈違いの異常成人女性です」と参戦したのが、MARVELオタクのあみちょりさんだ。
投稿された部屋には、MARVEL作品のフィギュアがずらりと並んでいる。棚に収められたコレクションだけでなく、等身大に近いサイズのスタチューも存在感を放っており、ディスプレイの照明の雰囲気も相まって、まるでショールームのような部屋だ。
なぜここまでの部屋を作るにいたったのか。
あみちょりさんはもともと、洋画を観ることさえ苦手だったが、家族に誘われて付き添いで観た映画『ブラックパンサー』をきっかけに、MARVELの世界にハマっていった。
「それからMARVELのグッズを見てみたいという興味本位で、渋谷にあったホビーショップ『トイサピエンス東京』に行き、ホットトイズを生で見たときに私の中でフィギュアの概念が変わりました! 帰るときには買うつもりもなかった“1/6ホットトイズ”を手にしていたのを覚えています!」(あみちょりさん、以下同)
そこから徐々に、1/4サイズ、1/1サイズと、より大きなフィギュアやスタチューにも魅了されていき、気づいたときには部屋が完成していた。
収集を始めてから約3年。コレクションの総額は、700万円弱になるという。
あみちょりさんの部屋にも、見せ方へのこだわりが詰まっている。
















