この「おばあちゃん」は何者なのか

「おばあちゃんの年齢や家族構成の設定はございません。近年ではSNSやAIの普及により、世代を問わずさまざまな知識に触れられる時代になっています。

その中で『おばあちゃん』は、“みんなのおばあちゃん”として、昔ながらの生活の知恵にとどまらず、時代の変化も柔軟に受け止めながら、多くの人に知恵を分けてやさしく寄り添ってくれる存在として描いています。そのため扱うテーマも自然と幅広くなり、そうした意外性が、結果として多くの方に興味を持っていただくきっかけになっているのではないかと考えています」

年齢も、家族構成も、細かなプロフィールもなし。だからこそ、誰か一人のおばあちゃんではなく、“みんなのおばあちゃん”として成り立っているのだろう。

ちなみに、アップデートが話題になったこのおばあちゃんだが、実は“見た目”もアップデートされていることをご存じだろうか。

亀田製菓は2023年8月、「ぽたぽた焼」をリニューアル。パッケージの顔ともいえるおばあちゃんのイラストを、人気絵本作家のヨシタケシンスケ氏が新たに描き起こした。

このときにあわせて裏面の「ぽたぽたおばあちゃんのちえ袋」も約10年ぶりに復活し、昔ながらの知恵だけでなく、現代のライフハックやなぞなぞクイズなどを紹介する内容になったという。

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「時代の変化に伴い、おばあちゃんのイメージも変化している中で、優しく静かに見守ってくれるおばあちゃんから、よりアクティブで明るい印象のおばあちゃんになりました。『ぽたぽた焼』がもつ温かい、優しい印象は大切に守りながらも、時代に合わせて少しずつ変化しています」

復活した「ちえ袋」は全部で20種類ある。お菓子を食べながら、最先端の知識までおしえてくれるおばあちゃん。次のリニューアル時には、どんな知恵を語ってくれているのだろうか。

取材・文・撮影/集英社オンライン編集部