首位ヤクルトでも揺るがない 阪神が「本命」の理由
球団史上初となるリーグ連覇を目指して今季を戦う阪神タイガース。巨人との開幕戦こそ落としたものの、セ・リーグ各球団と当たった開幕5カードはすべて勝ち越し。4月15日時点で首位の座はスタートダッシュを決めたヤクルトに譲っているものの、安定感や選手層の厚さなどを見る限り、やはり今季も「大本命」といっていいだろう。
なかでも特筆したいのが、打線の中心を担う佐藤輝明、森下翔太の好調ぶりだ。ともに3月のWBCには侍ジャパンのメンバーとして初出場。2人とも、常時スタメンという起用ではなかったが、確かな存在感を発揮した。開幕後も3番森下・4番佐藤のコンビは好調を維持し、佐藤は打率、打点でリーグトップ、森下は本塁打でリーグトップと打撃三冠をふたりで独占している。
今季、このふたりにぜひ達成してほしい記録が「OPS1超え」だ。OPSとは出塁率と長打率を足して導き出す指標で、打者の総合力を示す。0.9を超えると球界を代表するスターといわれ、1.0超えは「1年にひとり出るかどうか」のレベル。
ちなみに、昨季のプロ野球でOPS1を超えた選手はひとりも現れなかった(※12球団トップは佐藤の.924)。まだ開幕したばかりとは言え、佐藤は現在OPS1.156(12球団トップ)、森下は同.969(リーグ3位)と高い水準をキープ。
また、1球団から複数のOPS1超え選手が生まれた例はNPBの歴史上でも非常に稀で、直近では2018年広島の丸佳浩(1.095)と鈴木誠也(1.056)が最後。阪神では1985年にランディ・バース(1.146)、岡田彰布(1.057)、掛布雅之(1.017)の3人が達成して以来、生まれていない。なお、同一球団からOPS1超えが3選手出たのは、この年の阪神が唯一だ。
佐藤と森下のプロ入り以降のOPS推移は以下の通りだ。
佐藤 .749→.798→.837→.766→.924
森下 .691→.804→.813
両者ともに、プロ入りから順調に数字を伸ばしているのが分かる。













