イタズラや暴力沙汰の問題をよく起こしていた

こうした渥美被告の「異常性」を裏付けるような言動は、2023年の事件発生当初から、取材で浮かび上がっていた。東京都江戸川区内で生まれ育った渥美被告は、子供のころから問題行動を繰り返しており、同級生の母親は取材にこう証言していた。

「渥美くんは小学校でもイタズラや暴力沙汰の問題をよく起こしていたし、お父さんがかなり怖い人だということで保護者の間では有名でしたよ。多分、お父さんに手をあげられてたから、家では怒られないようにお手伝いもする“いい子ちゃん”をしてた反動だったんでしょうね。頻繁に問題を起こすので、先生が親を学校に呼び出したけど、まったく来ないんですよ。それで先生が仕方なく家庭訪問したら居留守を使われたそうです」

小松川警察署(撮影/村上庄吾)
小松川警察署(撮影/村上庄吾)

業を煮やした被害児童の親が家にのり込んでも、話が通じなかったという。渥美被告は小学校の同級生たちと同じ中学に進学したが、卒業名簿には名前が載っていない。同級生の母親はその理由をこう語る。

「渥美くんは中学3年のころは施設に入ってたみたいなんですよ。当時、ウチの子供から聞いた話によると、ライターで火遊びをして警察沙汰になったんだとか。それのせいで卒業時期にはいなかったようですよ」

中学時代に同級生だったという女性の印象もこれと近しいものだった。

「中学時代はいい印象もまったくないし、よく学校もサボってました。5〜6人のヤンチャなグループにいたけど、親分格ではなかった。そいつらのリーダーが金属バットを持って他校に乗り込んだりするヤバい人で、渥美もその後ろにくっついて、誰も関わろうとはしてなかったですね。そういうグループだからいろいろと怒られるようなこともしてたみたいで、先生から渥美の親に何度も苦情がいってたようです」