「JRにぶつけてきた?」“超攻撃的”と話題の吉祥寺駅の広告とは

「噂の『超攻撃的』な吉祥寺駅を見て来ました。」

3月上旬、Xに投稿された写真が注目を集めた。JRと京王井の頭線が接続する東京・吉祥寺駅で撮影されたもので、JR線から井の頭線ホームにつながるエリアに掲出された巨大なフラッグ広告やデジタルサイネージには、次のようなコピーが並んでいる。

「いつもの運賃、見直しどきかも? 安いのも、京王。」
「吉祥寺駅をご利用のあなたへ! 井の頭線なら、吉祥寺⇔渋谷 急行で最速16分 ICカード きっぷ(片道)230円」

吉祥寺駅の京王電鉄広告(すでに掲出は終了)。階段を降りるとJR線の改札がある(写真/こう@k5otsuzu9k1213 提供)
吉祥寺駅の京王電鉄広告(すでに掲出は終了)。階段を降りるとJR線の改札がある(写真/こう@k5otsuzu9k1213 提供)

JR線の改札を前に、挑発的とも言えるコピーとともに京王線の運賃の安さをアピールする内容が大きく掲げられており、この投稿に対して「JRにぶつけてきた?」「喧嘩うってる?」「こんなに攻めていーのかしら」「これは京王らしくない攻めの姿勢」といった反応が寄せられている。なお、この広告は3月8日に掲出を終了している。

この投稿をした男性(@k5otsuzu9k1213)は今回の広告について次のように話す。

「JRは、昨年の新幹線分離をはじめ人命を奪いかねない重大事故が近年多発しています。サービス向上を名目とした率の高い値上げに納得していない方が非常に多い印象を受けます」

現在は掲出を終了している吉祥寺駅の京王電鉄広告(写真/こう@k5otsuzu9k1213 提供)
現在は掲出を終了している吉祥寺駅の京王電鉄広告(写真/こう@k5otsuzu9k1213 提供)

このようにJRの運賃改定に対して懸念を示したうえで、京王線について次のように見解を示した。

「京王は競合相手がJRだけではなく他の民鉄です。例えば多摩センター付近の小田急との競合もあるので値上げの判断が難しいと思うのですが、今回のように値上げではなく大々的に運賃の優位性をアピールし、輸送人員の増加で増収を図るというのは良い試みではないでしょうか。

ただ普通運賃ではなく定期運賃の場合はこれからもJRの方が優位の場合があるので、利用者はよく調べた方が良さそうです」

JR中央線(写真/PhotoAC)
JR中央線(写真/PhotoAC)

最後に、今回の広告の効果については「現時点としては、思い切った広告を出した結果SNSでバズり、高い宣伝効果を得ている京王の戦略が上手くいっているのではないでしょうか」と話した。