憧れの地・甲子園球場でマイクを持ちたい

北村さんの挑戦は、eスポーツの枠に留まらない。本業であるナレーター・声優としての活動にも意欲的だ。最近あった嬉しかったことを尋ねると…

「今年の1月に、『ニッポン放送・報道記者レポート2026』というラジオ番組に出演させていただきました。子どものころから大好きだったラジオ局でのお仕事はやっぱり格別でしたね!」

楽しげに話す彼は「声」「音」「音楽」の世界をこよなく愛している。今後の目標について話を聞くと嬉々としてこう話した。

「ボカロ楽曲でも知られるクリエイターユニット『HoneyWorks』が学生時代からずっと大好きで、10年以上追いかけているので、何かしら僕から提案できるようアンテナを張っています。自分自身の認知もブランディングも全部拡大して、推しとコラボできる自分を作っていきたいですね」

そして、もう一つ。熱狂的な阪神ファンである彼には、大きな夢がある。

「いつか憧れの地でもある甲子園球場で、マイクを持ちたいです。場内アナウンスはもちろんですが……。始球式も、できるくらいになりたいです(笑)」

挑戦し続ける彼の歩みは、これからも多くの人々に勇気と驚きを与え続けるだろう。目で見える情報だけが全てではない、彼の声をぜひ一度聴いてみてほしい。

eスポーツ選手畠山駿也氏(右)と北村直也さん(左)(写真/佐藤靖彦)
eスポーツ選手畠山駿也氏(右)と北村直也さん(左)(写真/佐藤靖彦)

(前編はこちら)

取材・文/木原みぎわ
(写真/佐藤靖彦)