西武鉄道の一部駅「遠隔対応駅化」にSNSにはさまざまな声が

「知らなかった! 2/3から東伏見駅も無人になるなんて」
「結構人が多い駅だけど大丈夫なんかいな?」
「なんで西東京市と東村山市に集中しとるん」

さまざまな声があがる西武鉄道の「遠隔対応駅化」。駅係員による「窓口対応」は終了するが、一部時間帯(22時~7時)をのぞいて駅構内に係員は配置される。つまり完全に無人駅になるわけではないという。

駅前に早稲田大学のキャンパスやスケートリンクが建ち、一日の乗降客数が2万人を超えるという東伏見駅を取材班が訪れると、駅改札の横に「重要なお知らせ」という大きなポスターが貼られ、インターホンの設置も進んでいる様子が見られた。

東伏見駅(撮影/集英社オンライン)
東伏見駅(撮影/集英社オンライン)
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東伏見駅前で古くから営業しているというカメラ店の店主は次のように話した。

「駅係員による手伝いが必要な人は『事前受付制』になるみたいですが、気軽に買い物にも出かけられなくなってしまうのかと懸念しています。私は長くここに住んでいますが、高齢者が増えていますし、体の不自由な方のケアという観点からも心配です。

それに東伏見駅は踏切がいくつかありますが、人身事故が多いんです。そういう事故が発生したときの対応はどうするのでしょうか。踏切付近にカメラを設置するなど、係員の人員が減るぶん、しっかり対策をしてほしいと思います」

また、駅券売機で乗車券を購入する高齢の女性に声をかけると、遠隔対応駅化については知らなかったと話し、「不便になるねえ…」と寂しそうにため息をついていた。

東伏見駅前の踏切(撮影/集英社オンライン)
東伏見駅前の踏切(撮影/集英社オンライン)

「市民からも多くの声が届いています」と話すのは、西東京市で活動する市議会議員だ。

「先日開催した議会報告会の中で、特に『障がいのある方の利用に制約が生じるのではないか』という懸念の声がありました。

『手伝いが必要な場合は事前に連絡をというが、その日になって外出したいと思うこともある』『事前に予約しても道中で時間がかかり遅れてしまうこともあるが、待ってくれるのか』『インターホンでの対応は聴覚障がい者には困難ではないのか』『市は市民の不安に寄り添って西武鉄道に対し意見すべきなのに、鉄道会社の代弁者になっているのではないか』などです」

駅改札の横に貼られた遠隔対応駅化になるというお知らせをする大きなポスター(撮影/集英社オンライン)
駅改札の横に貼られた遠隔対応駅化になるというお知らせをする大きなポスター(撮影/集英社オンライン)

同議員がこの問題についてSNSで取り上げた際にも、「池袋線ばかり利便性が良くなり、新宿線ばかりが狙い撃ちされているように思う」「ホームドアなどの安全対策を同時にしてほしい」「子どもたちも使うので、親として不安」「警備会社などへ委託で対応できないのか」「犯罪が起きやすくなりそう」など、懸念する意見が複数届いたという。