セラピストとのトラブルが会社や家族にまで伝わってしまった」

「私のような事案が二度と起きないようにとXで発信しているのですが、そこには数々の相談が毎日のようにきます。今まさにきている相談でとてもひどいケースがあり、本人の希望もあって私が代わりにお伝えします」

アツコさんの元にきた相談は、2人の子どもを持つ共働き夫婦の妻・芦田さん(40歳、仮名)からだった。

芦田さんは「某大手女風グループに所属する27歳のセラピストに半年で400万円ほど使い、事前に入金した60万円のうち40万円分のサービスを受けていないばかりか、払ったお金を返してもらえない」状態なのだという。さらにこのような暴行も受けたのだという。

「芦田さんから聞いた話によれば、今年10月にセラピストと1泊の旅行に行ったそうです。芦田さんが宿泊費や交通費も含めてすべて支払った上の旅行のようですが、夕食時にお酒を飲んでる際にちょっとした口喧嘩になり、殴る蹴るの凄まじい暴行を受け、首を絞められ気絶させられたそうです。さらに庭に引きずり出されて『飲め!』と怒鳴りながら顔に放尿されたというのです」

芦田さんが暴行を受けた際の診断書
芦田さんが暴行を受けた際の診断書

暴行によって顔は腫れ上がり、さすがにひどいと思った芦田さんは旅行から帰った当日に近隣の警察署に駆け込み相談。その場で写真を撮られ、事情聴取を受けたという。今後、管轄署に被害届を出す状況なのだとか。アツコさんは続ける。

「芦田さんは今後、弁護士に相談しながら訴訟するかどうかを検討しているようです。でも何より悲惨だと思ったのは、今回の一連の出来事が店と芦田さんだけの秘密にとどまらず、相手セラピストが他の女性客などに吹聴したことからネットなどにもさらされ、その一部が芦田さんの会社やご家庭にまで伝わってしまったということです。

女風は秘密厳守で受けられるサービスのはずなのに、その約束が守られなかったのはひどいと思います」

だが、芦田さんがなによりも傷ついたのは、そのセラピストから「母親なのに『女』になるのってキモいね」と言われたことだという。

「芦田さんは夫婦仲が悪いわけではないものの、たまには夫とは違う男性に『女性扱いされたい』という思いから女風を利用しました。店側もそう打ち出しているのに、この言葉はあんまりだと思います。芦田さんはこの暴行事件以降、心療内科に通っているそうです」