「ジローラモ氏は運営に関与していたわけではございません」

「サウナタイガー」はイタリア人タレントのパンツェッタ・ジローラモ氏を“監修役”とホームページなどで宣伝していたが、17日に更新した同サイトでは、

「パンツェッタ・ジローラモ氏による『監修』との表記をしておりましたが、これは、オープン当初の2022年9月から2024年2月までの期間、ジローラモ氏よりサウナタイガーのPRのご支援をいただき、その後も掲載が継続していたものです。なお、ジローラモ氏は店舗の運営管理に関与していたわけではございません」

と火災事故との関与を否定した。

ジローラモ氏(店舗資料より)
ジローラモ氏(店舗資料より)

とばっちりを受けたのはジローラモ氏だけでない。同店はオープン当初からPRに力を入れており、特にSNSでは女性インフルエンサーなどを起用し、インフルエンサーたちがたびたび投稿を行なってきた。

サウナタイガーがオープンした2022年ごろに運営に関わっていたという元スタッフはこう証言する。

「開業当初に2〜3カ月ほどPR支援として関わっていました。当時の内部スタッフはアルバイトも含め、20人は超えていた印象です。当時は創業者であるA氏の指示をもらっていましたが、その創業者A氏は2024年12月に代表取締役社長を退き、昔からのビジネスパートナーだったB氏が社長に就任しました。A氏は仕事のレスは早いとは言い切れないものの、トラブルは特段なく、どこにでもいるような経営者という感じです」

また、B氏のもとで働いたことがあるというある男性は「Bも悪い人って感じはまるでなかった」と言う。

「部下への面倒見も良さそうで、話しやすくフラットな感じでした。見た目のまんまの方というか、刺青を入れたりもしていませんし不良っぽい雰囲気もなく、普通のいい人でした。

サウナに関しては、何度か私も知人に『こういうサウナがある』と紹介をしたこともありますが、私自身は入ったことがないので何もわかりません。現段階では憶測で話すことはできませんし、あくまで自分が見たり少し話したりした印象でしかありませんので……」

ただ、♯2でも報じたとおりA氏が代表取締役社長を務め、B氏が社長室長を務める宝石などの訪問買い取り業者C社は今年11月、強引な買い取りをしたとして消費者庁から9カ月の業務停止命令を受けている。

店舗を捜査する捜査員(撮影/集英社オンライン)
店舗を捜査する捜査員(撮影/集英社オンライン)