厳密に言うと俺はクズじゃない
小堀が住んでいるアパートの家賃は3万2000円。格安物件だが、現在でも家賃滞納を繰り返しているという。一方で今年1、2月は“ノンフィクションバブル”が訪れ、ギャラ飲みだけで90万円も稼いでいたというのに、どうして滞納してしまうのか。
「家賃にお金を払う価値を感じられないんだよ。例えばラーメンだったら美味しい。うれしくもなるし、そういうものの対価としてお金を払うことができる。でも、家賃はピンとこない。“大家さん、俺に何かサービスをしてくれたか?”と思っちゃうんだよ。
(安心できる家があることが対価なのでは、と伝えてみると)俺は安心する必要なんてないんだよ。ハードボイルドに生きているのでね」
そんな小堀は借金することもしばしば。「ザ・ノンフィクション」の中でも、相方の室田に土下座して100万円の借金を申し出、弟子の魔法使い太郎ちゃんにも10万円を借りるシーンが描かれた。
そんな生き様を受け、放送日のX(旧Twitter)では「クズ芸人」がトレンド入りを果たした。ただ小堀は「厳密に言うと俺はクズじゃないんだよ」と主張する。
「俺は借りた金は絶対に返すからさ。逃げたことは1度もない。落語家時代、個人に最大で15万円借りたこともあったけど、25年後に返しましたから」
では小堀が考えるクズの定義とは。
「女性を泣かせる男がクズでしょう。俺が泣かせた女は母親くらいだよ。クズではなくエンターテイナーって感じかな。金が入ると、後輩芸人に奢ったりもするしさ。
相方には『世の中を舐めてる』とよく怒られるけど、俺は逆に舐めなくちゃダメだと思ってる。“どうってことない”と思わないと、ビビって一歩を踏み出せないからさ。
例えば俺が大好きなアクセル・ローズ(ガンズ・アンド・ローゼズのフロントマン)に会う機会があったら、もしかしたら緊張して足がすくんでしまうかもしれない。そんな時も“アクセル・ローズだろうがどうってことない”って思っておけば、問題ないわけ。
第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でアメリカ戦を前に大谷翔平が『憧れるのをやめましょう』って言っていたけど、俺はあの言葉を聞いて『マイク・トラウトだろうとどうってことない。舐めてかかればいいんだ』と解釈した。俺の態度がデカいのはそういう理由なんだよ」













