大津容疑者の父親は記者の取材に…
大津容疑者と同級生だった息子を持つ60代の母親は、今回の事件に驚きを隠せないようだ。
「だって有名な地主の息子ですよ? 最初はたまたま名字が一緒だと思っていたけど、嫌な予感が的中してしまった。ニュースで顔を見たけど、風貌(ふうぼう)が変わっていて本当に陽一郎ちゃんなの?と疑ってしまった。
息子とは正直関わりがなかったけれど、狭い世界だから、少しは知っている。本当にパッとしない印象でおとなしい感じです。女性関係の話も全く聞いたことがありません。授業参観では積極的に手を挙げる子どもではなく、本当に印象が薄くて……。ただの“おとなしいおぼっちゃま”という感じです」
大津容疑者の親族は、「事件のことはニュースで見て、もしかしたら陽一郎かなと思った。職業が陸上自衛隊と聞いているし、何より名前が大津だった」と肩を落とす。
「陽一郎が家庭を持って、子どもがまだ小さかったとき、よく年末年始に実家のほうに連れてきていた記憶がある。奥さんとも仲が良い感じで、円満な家庭なんだと思った」
9年間不倫関係にあったことについて何か知っているかと記者が尋ねると、こう答えた。
「いま聞かれて不倫のことを知った。当時から不倫しているのかどうかわからないが、女関係が悪いとかそういった話は聞いたことがない。できねえんじゃないかな」
大津容疑者は、9年間交際した被害女性について、「今年6月ごろ、女性側が別れを切り出し、円満に別れた」と供述しているという。
警視庁捜査1課は、「6月以降に女性と大津容疑者が会っていたかについては不明だが、なんらかのトラブルがあったとみている」としている。大津容疑者は「赤坂には行ってない」「やっていません」と容疑を否認しているという。
大津容疑者の実家には22日の日中から夕方まで、捜査員のものと見られる東京ナンバーの車が一台停まっていた。日中にインターホンを押すと、父と思われる男性が「大事な人が来ているから後で対応します」と話した。捜査員が立ち去ったあと、インターホンの電源は切られており、父が玄関の扉を開けることはなかった。
※「集英社オンライン」では今回の事件についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
X(旧Twitter)
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













