9年間家族がいることを隠して交際、3日間家を不在にする日も…

大津容疑者は警視庁捜査1課の調べに対して、「9年前に被害女性と知り合い、交際に至った。自分に家族がいると伏せて付き合っていた」と話しているという。また、「今年6月ごろ、女性側が別れを切り出し、円満に別れた」と供述したことが明らかになった。

知人によると大津容疑者は茨城県出身で、県内の高校を卒業後、2000年3月に陸上自衛隊へ入隊した。初任地で朝霞駐屯地に配属され、2018年ごろ青森県にある八戸駐屯地へ配属を命じられたという。八戸駐屯地では6年ほど勤務し、2024年ごろに再び朝霞駐屯地へ戻ってきた。

陸自は「昨年3月から朝霞駐屯地の第1施設大隊に所属し、重機や機材の管理を担当していました」としている。

大津容疑者(写真/共同通信社)
大津容疑者(写真/共同通信社)
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大津容疑者が青森県八戸駐屯地に配属されたときにはすでに被害女性とは別の女性と結婚しており、子どももいて単身赴任だったという。

登記簿謄本によると、大津容疑者は八戸駐屯地にいた2019年に約4700万円のローンを組み、東京都練馬区の一軒家を購入した。

「陽一郎さんも当時は喜んでいたそうで、青森からわざわざ東京へ車を出して『契約をしに行く』『印鑑を押してくる』と周囲に話していたそうです。家族思いだなあという印象でした」(大津家と親しい知人)

2024年に朝霞駐屯地へ戻ってきたときは、家庭円満だと周囲は感じていたという。

「陽一郎さんはいつも家を午前7時半に出ていて、約4キロの道のりを10分かけて自転車で出勤されていました。どんなに遅くても家には8時半までに帰っている印象です。ただ、家族には月に何度か宿直があると話していたそうで、2日間帰らない日もあれば、3日間も家を不在にする日もあったといいます」(前出)

大津容疑者の自宅(撮影/集英社オンライン)
大津容疑者の自宅(撮影/集英社オンライン)

また、10月下旬から11月上旬にかけて家族に「富士山へ演習に行く。食事係としてご飯を作る。2週間ほど家を空ける」とも話していたという。

「大津容疑者は家族にバレないよう9年間交際を続け、仕事と称して被害女性と逢瀬を重ねていた可能性が高く、いわゆる“ゲス不倫”です。円満に別れたと供述しているが、どこかで痴情のもつれがあったと思われる」(社会部記者)