AIが薦める「一番面白い漫才師」
—アルコールチェックとかないですもんね。
友保 息吐いたらゲボ出るんやから。
—でも、お二人は多くの人が休暇になる土日やお盆もお正月も働いてる。
友保 盆もクソですからね、マジで。盆大嫌いよ。営業だなんだって行くんですよ、いろいろ。で、盆やからでかいライブ打ったりするんですよ。「こことここツーマンしましょう!」みたいな。もうめんどくさいもん。そんなにやらんでいい、そんな気ぃ張ってられへん。
—もっと稼ぎたいとは思わないんですか?
友保 いやもう食えてますからね。食えりゃいいんですよ。お金いらない。税金上がるから。毎回泣きながら払ってますよ、税金。小林、消費税きたやろ? 消費税ってなんやねん。なんであんな払わなあかん。わし春にようけ払ったよ。
小林 また、きてたな。
友保 そういや2年前にガクテンソクの奥田さんが言ってたんですよ。「友保、おまえまあまあ稼いでると思う。ただ気をつけろ。2年後にすごいのが来んぞ」って言うてたんですよね。
小林 時間差で来るんやな。新しいやつも来んかった? 個人事業税。なんやこれ。初耳やぞ。
友保 なんやそれ、払わなあかんのか。また払わなあかんのか。引き落としか、それは。事務所がやってくれんのか。
小林 いや、こっちで払った。
友保 じゃあわし払ってない。やばいやん。払わなあかんやんけ! もうええて……勤労感謝の日! まあでも、国を良くするために働いてますわ。
—ほんとそうですね。笑いを届け。
友保 お金を届け(笑)。タバコ吸って、身を汚して。
—考えてみたら、お笑い芸人って不思議なお仕事ですよね。
友保 絶対なくてええもんな、こんな仕事。マジでいらんもんな。
小林 どっから金が発生してんかまだよくわからん。チケット買ってお笑い見るという発想がないから。
友保 絶対見に行かへんもんな。あとグッズのアクスタとか。アクリルスタンドなんかいらんやろ。テレビの前におっさんなんか並べんなよ。
—それこそお休みに旅行に行って、旅先の美味しい料理と2人のアクスタを置いて写真を撮るのが喜びの方もいらっしゃるんですよ。
友保 邪魔やって。半透明のおっさん2人いらんやろ。
小林 ほんまにようわからん仕事やで。
—ライターや編集者もようわからん仕事なところがあり、最近ではAIがちゃんと文章も書くらしいですし。
友保 漫才のネタもそうらしいですね。NSC(吉本総合芸能学院)でAIにネタ書かして結構上の方にいったやついたみたい。
—最近はインタビューの文字起こしをAIにしてもらいますが、それでもAIにできないこともあって、金属バットの取材は全然AIがテキストにできないんですよ。「なんて言ってるか分かりません」みたいな感じで。
友保 だとするとAIに世界が乗っ取られたら、一番最初に俺は殺されますね(笑)。異分子やから。えらい時代やほんまに。

















