声高に「異世界はある!」と言い出すも
気づけば、どんどんスピリチュアルな世界に傾倒。
そんな私が最近、気になっているのが異世界です。
どうやら、この世界は異世界と交錯していて、多くの人が現実とは異なる記憶を共有しているらしくて。
そのひとつが『ドラえもん』の主題歌です。
皆さん、歌い出しの歌詞を思い浮かべてください。
「あんなこといいな〜」を思い浮かべた人は多いのではないでしょうか。
でも、それは間違いで、正解は「こんなこといいな〜」なんですよ。
なぜ、こんなにも多くの人が違う記憶を持っているのか……その理由は「異世界の人間だから」なんですよ‼︎
って、今話したことは全部、テレビ番組からの受け売りなんですけど(笑)。
でも、よくよく考えてみると、異世界ってあるかもしれないよね。
例えば、渥美半島にある実家では今頃、家族が夕飯を食べているんだけど。
それは私の頭の中にある「食べているだろうな」という想像でしかなくて。
もしかしたら、全然違うことをしているかもしれないし、なんなら、そこに実家があり家族がいるというのも私の妄想で、何者かに記憶を上書きされたのかもしれない……。
そう考えると、自分がリアルに体験していない物事はとても曖昧で、急に自分の世界に自信が持てなくなってきたりして。
世界が大きく変わると言われている“風の時代”を迎えたせいでしょうか、それとも、人間がテクノロジーに支配されていくドラマ『ブラック・ミラー』を夜な夜な見ているせいでしょうか。
不確かな世界への扉を次々と開けながら、急に新時代へと順応。
声高に「異世界はある!」と言い出した、佳代子・54歳。
でも、大丈夫です、まだ私は冷静です。
先日、ドランクドラゴンの鈴木拓さんと、鬼ヶ島のおおかわらくんと一緒に飲んだんですけど。
二人が都市伝説の話を始めて、CIAの陰謀論を熱く語り始めたんですよ。
あまりにも嘘みたいな話ばかりするもんだから「いち腐れ芸人のもとにそんな重要な情報が降りてくるわけないだろう」と、「その情報源はどこなんだ」と、問い詰めた結果、返ってきたのが「YouTubeで見た」という返事で……。
本当、驚いてひっくり返っちゃったよね。
そんな2人に「現実に目を向けて、地に足をつけて生きなさい‼︎」としっかり言えるくらい、私はとても冷静です。
異世界などに興味は持ってみたものの、ぐるっと一周まわって着地。
安心してください、私はまだまだまともです。
人生には自分の思い通りにならない瞬間が多々あります。
良いこともあれば、良くないことが続くことだってあるしね。
そんなときは、自分を過信せず、とにかく周りの人達に感謝しつつ、確認作業を繰り返しながら慎重に生きていく。
占いよりもそっちのほうがリアルに大事。
2025年も残すところあとわずかとなりましたが、心が乱れそうなときは私の大好きな樹木希林さんの言葉、「おごらず、人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」を心の中で唱えながら……。
今年の残り数ヶ月をなんとか無事に乗り越えたいと思います。
聞き手・構成/石井美輪 題字・イラスト/中村桃子 撮影/露木聡子













