信じられないほど働きやすい環境
その一因が、男性服は女性服に比べて変化が少ないことにあります。Supremeをはじめとする男性服は、女性服に比べてデザインの変化が少ない分、仕事量が安定しています。
たとえばジーンズやスウェット、Tシャツなどは、ベースのボディは同じままでポケットなどディテールが変わっていくだけなので、全体的な変更は小さいのです。もちろんデザインがシンプルだからラクというわけではなく、その分、ごまかせない部分が増えるため、技術的なアプローチが問われてくる厳しさがあります。
Supremeでは分業体制が確立されていることも大きな要因だと思います。
ブランドの世界観を担う「クリエイティブデザインチーム」のほか、私が在籍する「テクニカルデザインチーム」、生産管理をする「プロダクションチーム」、素材や生地の選定などを担う「ファブリックチーム」、ボタンやジッパーなどの付属品を担当する「トリムチーム」、さらにはサンプル品の開封・管理を専門に行う「アーカイブチーム」など、専門ごとに役割分担が徹底されています。
そのため、現場レベルでの混乱も少ないのです。この効率的な分業体制により、他のファッション業界では信じられないほどの働きやすい環境が実現されているのだと思います。
知人の紹介から始まったSupremeは、ワークライフバランスの取れた、まさに「Supreme(最高)」な職場環境。声をかけてくれた知人、オリジナルブランドでの経験など、さまざまな「点と点」がつながっていった末の出会いなのかもしれません。













