「声をかけられた40人のうち、日本人は3〜4人」
センター街に入ると、人通りはあるものの毎年のような“人で混みすぎて道を歩けない”などの現象はなかった。
「今日は自分の好きな女性キャラで参加してみました」と言う20代女子大生は、
「コスプレが好きで、ハロウィンは参加したいと言う気持ちが強かった。去年と比べて人通りは半分くらいでしょう。今年が2回目で、去年はシスターの格好していました。今年はなんだか寂しいですが、言い換えれば、平和ってことなんじゃないかなって。
都心部から電車で来て、電車の中ではすでにコスプレに着替えている状態です。もちろん上には何か羽織ってます。渋谷について数時間経過していますが、今年は声かけられることも少ないですし、ほんのちょっと寂しいなと思う感じはあります」
と明かす。
毎年渋谷で必ず見かける韓国発で世界中の人気を集めたNetflixのドラマ「イカゲーム」のコスプレをしてきた男子大学生らは、センター街の交番付近で「ヤッフー!」「盛り上がろう!」と大声を出す。
「今日は調布と八王子から来ました。去年はお互いの予定が合わなくて、ハロウィンへの参加が叶いませんでした。渋谷ハロウィンには一度は行ってみたいと思っていて。せっかくなので盛り上げていきたいなと思ったのですが、人通りが少なくシャバイ(さえない)なと思っています」
一方で、渋谷ハロウィンに来た後ろめたさもあるという。
「コスプレで仮面をつけているのは、ハロウィンに来ていることがもし親にばれたら怒られてしまうからです。5時に渋谷に来て4時間経ちましたが、写真を撮ろうと声をかけられたのは40人程度のうち、日本人は3〜4人です。圧倒的に外国人が多い!」
中国からおよそ半年前に留学生として来日している10代の学生2人は、
「日本の学校に通っています。今年は1回目のハロウィン!雨だけど最高!日本の渋谷ハロウィンが世界的に有名だから来た。ガイドマップとかにも絶対行くべき場所として書かれています。中国の漢字で好きな文字がこの服の文字です」













