セクシー女優の仕事は「オススメは出来ないかな…」
彼女にはいまだにセクシー女優への復帰を望む声はあるが、少し考えたあと「うーん、セクシー女優としての復活はないですね」と話す。
「インフルエンサーやタレントとして表に出る仕事は続けていきますが、セクシービデオに出ることはもうないかなぁ。やっぱりもうやりきったっていうのと、あんなに豪華な引退作品出してもらったから、あれ以上の作品をもう出せないっていうのもありますね」
上原さんに憧れてセクシー女優を目指す人もいるが、意外なことに彼女自身は「私はこの仕事をオススメしません」とキッパリ言う。
「裸を全世界に見せる仕事なので、大金を得る以上にリスクが大きい。彼氏や友人と縁が切れてしまったり、結婚や就職の足かせになるかもしれない。未だに『セクシー女優だ』って街で指をさされることもありますし。
キラキラして見えるのは何万分の1の本当に限られた存在で、デビューしてもすぐに消えていく子の方が断然多い世界。なのでオススメはできないかな……」
月に25日がセクシービデオの撮影だったという壮絶なスケジュール、100km走ってきたファンとの思い出、そして引退後の厳しい現実。上原亜衣が語る“セクシー女優時代のトンデモ話”は、笑い話でありながらも決して軽くはない。
今も表舞台で新しいキャリアを歩む彼女が、それでも「やりきった」と振り返れるのは、あの時間を全力で生きたからこそだろう――。
取材・文/吉沢さりぃ 撮影/齋藤周造













