「世間の目が怖くてしばらくは家から出られなかった」
A子らが作成した立ちんぼ仲間26人が入っていたLINEグループでは、私服警察官の写真を流し、要注意人物として共有していたと報じられている。実際はどうだったのだろうか。
「このグループの初期メンには、たしかに私も入っていました。ただ、最初は単なる掲示板みたいな感覚で、『今日は暇だね』『NPOが配ってる今日のご飯は〇〇だったよ』と各々がつぶやく感じ。
私服警官の見回りが強化された1年ほど前から、それぞれが勝手に注意喚起的に警官の写真を流し始めたのは事実だけど、私以外にもやっている子はいたし。だからって、別にみんなに仲間意識があるとかじゃなくて、ただ暇だから投稿していたような子ばかりです」
ちなみに、A子は2年間で1億円以上稼いだとも言われているが、それも「ウソだ」という。
「実際は売春を始めた3年間で9000万円くらいですよ。けど、手元に残ってるのは20万円くらいで、稼いでは使う暮らしをずっと続けた感じです」
インタビュー当時、A子は顔写真と実名を報道されていたことを知り、今後の生活を思い頭を抱えていた。
「名前も顔も世間に出ちゃったんだって知って、もう立ちんぼなんかやめようと思いました。身体を売らなきゃ成り立たない生活を続けたいわけでもなかったし。何より、世間の目が怖くてしばらくは家から出られず、歌舞伎町にも近づけなかった」