“目指すべき何か”が見えてくる年

次に、オリエンタル占星術で2026年を見てもらった。

「オリエンタル占星術では、2026年は『星宿』(せいしゅく)にあたります。星は遠くに輝くものの象徴です。古来、真っ暗な大海原を進む夜の航海でも星を目印に進路を決めたように、2026年も“目指すべき何か”が見えてくる年になると思われます。

ざっくり大きな理想や夢、方向性でもよいので、自分が目指す”星”を見つけることが運気の上昇につながると思います」

夢や目標と聞くとやや身構えてしまう人もいるかもしれないが、玉子先生いわく、そんなに気張る必要はまったくないとのこと。

「星宿はしし座に属する宿。しし座は自己表現を表すと同時に、エンタメやレジャーを司る星座です。そんな獅子座に西洋占星術でも幸運の星、拡大の星と呼ばれる木星が来年6月に入ってきます。

ですから崇高な目標というよりも、自分が楽しく過ごすことを追求してもらえたらステキな1年になるのではないでしょうか」

一方、木星は来年の前半6月30日まではかに座に滞在することになる。この“木星かに座入り”にはこんな側面も。

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「木星は約1年間でひとつの星座をめぐります。つまり木星かに座入りの期間は今年6月10日から来年6月30日までの約1年間。かに座は『家』『家庭』『故郷』などを表すので、かに座に木星が入ると自分のルーツに関するものがフィーチャーされます。

今年は、『日本人ファースト』という言葉が取りざたされましたが、世界中に『自国ファースト』の流れは見られます。これも木星かに座入りによる影響は否定できません。でも、この期間では自分のアイデンティティを見つめ直したいところ。自分が守りたいもの、大事にしたいものを振り返ることで運気が良くなるはずです」