七曜陵逼の行動に注意

「60年で運気が一巡する十干十二支(じっかんじゅうにし)では2026年は『丙午』(ひのえうま)。丙は“火の陽”の気、午も五行で言うところの“火の気”の性質を持っていることから、燃えるような熱く明るい1年になると思います」(水晶玉子先生、以下同)

明るい1年と聞くととてもポジティブに思えるが、2026年を照らす燦燦とした明かりは、時に隠れていたもの、知られたくないものまで白日の下に晒してしまうことも。

「2025年からその流れはありましたが、2026年はさらに大きくなるでしょう。例えば今年は芸能界でもスキャンダル、不祥事が相次ぎましたが、来年はもっと多くの分野で闇に光が当てられることが増えるかもしれません」

水晶玉子氏
水晶玉子氏

しかし、それも悪いことばかりではないとか。

「隠れていたもの、例えば悪しき慣習が公になるということは、それによって浄化する、変化するきっかけになるということ。昨今のコンプライアンス強化の流れにも言えることですが、これも変わる時代を表すひとつの出来事かもしれません」

オリエンタル占星術では、とくに過ごし方に気をつけなければいけない運気の期間を『七曜陵逼』(しちようりょうひつ)と呼ぶ。

ちなみに、2025年の『七曜陵逼』は7月1日から7月24日までと、8月26日から9月21日までの計51日間。この期間に思わぬアクシデントに見舞われた人も多いのでは。

『七曜陵逼』は、すべての人に共通で訪れ、人の感情は不安定になり、物事が極端に振れる荒れた運気の時期。2026年の七曜陵逼は6月23日から7月19日、12月29日から年をまたいで1月7日までとなっている。

2026年に限れば七曜陵逼は計34日間なので、ここ数年の中では運気の悪い日はぐっと少ないのだとか。それでも玉子先生は「この期間には新たなことにチャレンジするといった行動は荒れた運気をとり込んでしまうので、避けたほうがいいでしょう」と注意を呼びかける。