「周りの全員と違う意見を言うというのはとても勇気のいること」
――市長支持者の中から7人が市議選に出るとの声もあります。
テクニカルに7人いれば(採決を棄権することで)私の不信任が防げるからというところから始まっていると思いますが、私としては“自分こそが伊東の市政を変えていくんだ”って人の手があがることを願ってます。
――“田久保党”のように市長が旗振りすることはない?
私の選挙を応援してくれた人の中から手があがることも考えられますから、その場合はもちろん応援したりはありますけども。
私も市議の時代には反対賛成は自分で決めていました。党派とか会派(の拘束)で仕方ないんだ、なんてことになれば地方政治の衰退ですよね。だから自分の考えで反対賛成を決める議員さんが1人でも多く出ることが重要かなって思います。
――市議選にどう関わるつもりですか?
もう少し違う方向性で市政が進んでいくことに非常に期待しています。改革が進むためにはやっぱり今の状態では進まないんじゃないかということで解散の決断をさせていただきました。私としては皆さんに、代表として選ぶのにどなたがふさわしいのか選んで選挙に行っていただきたい。
――今の市議会では改革が厳しいと?
今の市議の方がどう考えてるかは私が言うべきではないですが、自分が市議もやった立場で言うなら、ひとりで反対をするとか、周りの全員と違う意見を言うというのはとても勇気のいることです。もっといろんな意見があって然るべきというときもあるし、自由に意見を言えること、「それは間違っているんじゃないか」って言えることは非常に大事だと思います。
伊東の課題でもありますが、それにはもう少し今全体に漂っている空気が変わらないとなかなか自由に言えないと思います。そういった空気がまだまだあるので、この機会にまず議会のほうから新しい風が入っていくといいなって思います。