ゴールをガンガン決めていた“コセムー” 

いっぽう再逮捕された小瀬村容疑者は、プライベートでは友人から「コセ」と呼ばれていた。小瀬村は約10年前、社会人のフットサルチームに所属しており、当時のチームメイトはこう話す。

「当時すでに結婚していたし、小児性愛者のような発言を聞いたこともなかった。チーム内で問題を起こすこともなかったし、ウチの社内の人間とも普通に仲良くしてました。クラスにいれば『友達になりたい』って感じのヤツですよ。明るいし、コミュニケーション能力もある」

小瀬村容疑者(写真/本人SNSより)
小瀬村容疑者(写真/本人SNSより)

身長は160センチ台後半と小柄ながら足が速く、フットサルの技術も高かったという。

「試合でもゴールをバンバン決めていたし、昔、サッカーをやっていたと聞きましたよ。普通に友達付き合いしている分には、悪い人には見えない。まさかこんな事件を起こすなんて、想像もつかなかった」

いっぽうで保護者からはこんな話が聞こえてくる。

「一部の生徒からは『コセムー』と裏で呼ばれていました。逮捕された当時は、小学校中学年のクラスで、『コセムーがなにかヤバいことをした』と騒がれていたそうです。ただ、コセムーが何をしたかの具体的な内容は理解しておらず……。悪いことをしてしまったけど、いつかまた戻ってくると思っている子もいると言われています」

そんな小瀬村容疑者は、勤務先の小学校で発行されたPTAの広報誌のアンケート調査で、子どもの頃なりたかった職業は「小学校の先生」。現在の趣味は「Eテレ」と答えていた。

愛知県警は7月22日、熱田署内に捜査本部を設置した。生活安全部長をかじ取り役とした異例の内容だった。社会部記者が語る。

「動員された捜査員は70人超で、森山容疑者が作成したチャットの解析に力を入れています。背景には、これらの事件が文部科学省大臣が言及するほどの国レベルの大きさになったことから、警察庁から相当な圧力がかかったことがあるのでしょう。今月1日、小瀬村と同じ神奈川県内に住む石川勝也容疑者(28)を逮捕しています」

愛知県警は残りの6人の変態教員メンバーの摘発を急いでいるという。

石川勝也容疑者(28)(写真/保護者提供)
石川勝也容疑者(28)(写真/保護者提供)
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班