「猥褻ポスター貼ったコイツらも悪い」
「猥褻ポスター掲示の件以降、SNS等に私、桜井MIU宛へ脅迫や殺害予告の連絡が届いております。私の非常識な行動に対するお怒りの表れだと受け止めて反省しておりますが、悪意はともかく、殺意を感じるようなものであるならば、さすがに警察へ相談することになります」
河合悠祐候補が貼り出した、“ほぼ全裸”のトンデモポスターのモデルとなった桜井MIU氏は、25日Xで問題のポスターを自ら“猥褻ポスター”と称し、この件で殺害予告が届いていることを明らかにした。
河合氏は20日夜に警視庁に呼び出され、都迷惑防止条例違反だとして警告を受けると即座に撤去に回り、桜井MIU氏もXで謝罪を表明していたが、余波はまだまだ続いている。
桜井MIU氏の発表に対しSNSでは「犯罪行為は厳罰に処されるべきであるが、選挙をおもちゃにして、有権者を馬鹿にしている発想や行動は許せない」「殺害予告した奴はもちろん悪いが、それを誘発した猥褻ポスター貼ったコイツらも悪い」との声が上がり、怒りの声はまだ消えていない。
一方で、「なぜ画像を使用した河合氏ではなく女性に殺害予告?日本の女性蔑視は本当に酷い」という意見も出されている。
女性への襲撃予告といえば、有力候補の小池、蓮舫両氏の陣営も卑劣な脅迫にさらされている。
「まず23日に、東京都港区の蓮舫氏の選挙事務所に『硫酸を手に入れた。立憲民主党の議員と家族にアタックする』と書かれたファクスが送られてきました。蓮舫氏の陣営はその日のうちに警視庁に被害届を出しています。
さらに24日には小池氏がつくった都民ファーストの会所属の議員の事務所などに『新しい爆弾を仕掛けた』『小池百合子に硫酸をかけて失明させる』『選挙事務所を爆破する』などと書かれたファクスが届きました。小池氏は念のため“予告日”の25日には選挙事務所への来所を控えるようSNSで呼びかけていました」(警視庁担当記者)
蓮舫氏は24日「家族のことにも触れられていたので怖くないと言えばウソになるんですけど、選挙って民主主義の根幹ですから私は絶対屈しないと思っています」と記者団に表明。
小池氏もSNSで「民主主義の根幹である選挙を暴力で封殺しようとする行為には断固として抗議します。こうした卑劣な行為に屈することなく、これからも都民の皆様の安全をしっかりと守りながら選挙戦を闘い抜いてまいります」と宣言した。
「じつは24日夜、二人が参加した討論会の終了後、小池さんが蓮舫さんに近づき言葉をかけたんです。二人とも最初は笑顔でしたが短いやり取りの間、ともに厳しい表情でしたね。
直後に報道陣に囲まれた蓮舫さんは、何を話していたのかと聞かれましたがはっきり答えませんでした。でもどうやら、脅迫状の件で互いを気づかっていたようです」(社会部記者)