保育士のチームだから仕事のことを相談できる
――そもそも、保育士を目指したきっかけは?
高校のときにバレー推薦で進学できる大学があり、子どもが好きなので保育科がいいなと思ったんです。正直そのときに意識し始めたんですけど、短大で実習を重ねていくうちに子どもってやっぱりかわいいし、勉強して成長を間近で支えられたらいいなと思って、本格的に保育士になりたいと思うようになりました。
――実際、保育士になってみてどうですか?
天職です! スプーンの持ち方や箸の使い方を教えて、半年後や1年後にできるようになっていくと、すごくうれしくて、この仕事をしていてよかったなと思います。子どもが走って「なるみ先生!」と近寄ってきてくれると愛しい気持ちになりますね。
――バレーボールの経験が保育士の活動に活かされることはありますか?
バレーを続けているおかげで、子どもと鬼ごっことかをしても、あまり疲れないため、体力面で役立っていることを実感します(笑)。
あとは、保育士が中心のチームなので、保育に関する相談ができ、悩みが解決できます。たとえば、子どもに服の着方を教えるコツなど、実際に教えてもらった方法を取り入れたところ、子どもがスムーズに覚えることができました。
――最後に、今後の目標を教えてください。
保育士としては知識も身につけながら、子どもの思いに寄り添って、毎日楽しく元気に頑張っていきたいなと思っています。
バレーでは、年度末に開催される地域リーグという大きな大会で勝ちたいです。キャプテンとして自分自身のプレーで活躍しながら、メンバーの意見に耳を傾け、よりよいチームづくりをしていきたいと考えています。
取材・文/福永太郎