誹謗中傷は響きやすいものだけど
——仕事については、フォトエッセイやSNSなどで周囲の感謝への気持ちを多く表現しているのが印象的です。どのようなときに周囲の助けがあることを実感しますか?
毎日感じています。仕事を通じて友人のように仲良くさせていただいているかたも多いですし、周りに支えられて活動が成り立っています。
独立したとき、私のことなんて誰も見向きもしないだろうと本気で思っていたんです。
でも実際は、私に手を差し伸べてくれる人がいて、こんなに味方がいたんだなって。私のことを信じてくれる人たちが周りにいることに気づけたことは、独立してよかったことです。
——特に印象に残っている出来事はありますか?
オファーをしてくださるすべての仕事に真摯に向き合っています。新しく興味を持ってくださることも大変ありがたく感じています。
でもアナウンサー時代に仕事をしていたかたが「また仕事しようよ」と言ってくれて、実際に再び会って一緒に仕事ができたのは特にうれしかったですね。
自分のことが自分で信じられなくなってしまっていたので、アナウンサーとしての自分といまの自分と、変わっていないことを再認識できたのが嬉しかったです。
あとは、写真集のお渡し会の時に、女性のファンのかたから「誹謗中傷は響きやすいものだけど、ファンはみんな応援してるからね。負けないでね」と言われて、グッとくるものがありました。私は自信がない人間なので、応援してくれる人がいると思えると、頑張れる面があります。