「誘惑のコルベット!の巻」(ジャンプ・コミックス第76巻収録)

今回は、両さんが首都高速でナンパした女性が、意外な知り合いの縁者だったことが判明するお話をお届けする。

いきなりネタバラシをしてしまうと……。

豪快なエンジンと曲線美を誇るアメ車、シボレーのコルベット・スティングレイを駆るその女性の名は、今日子。そして姓は麻里(あさと)。そう、彼女は「両さんラブ!」なマリアこと、麻里愛(あさと・あい)の母だったのだ。

若々しくアクティブな彼女は、マリアの母というよりは、まるで姉妹のようであるが……。その秘密は、5月6日からお届けする「マリアの母の秘密!?の巻」(ジャンプ・コミックス第76巻収録)で明らかになるので、こちらも忘れずにお読みいただきたい。

「マリアSSOの巻」(ジャンプ・コミックス第183巻収録)より。今日子にはマリアの双子の妹・マリリンこと禀(りん)という娘もいる。マリアはもともと男性で、妹の容姿を真似ているのだ……
「マリアSSOの巻」(ジャンプ・コミックス第183巻収録)より。今日子にはマリアの双子の妹・マリリンこと禀(りん)という娘もいる。マリアはもともと男性で、妹の容姿を真似ているのだ……

ちなみに、今週のお題に挙げた「母の日」は、日頃の感謝の気持ちを母親に伝え、労をねぎらい、愛情を深めることを目的とした記念日である。日本ではアメリカにならい5月の第2日曜日に定められており、今年は5月11日となる。

なお、母の日の起源は、戦場の負傷兵の衛生改善活動を行っていた女性、アン・ジャービスの娘が亡母を思って、母が好きだった白いカーネーションを教会の祭壇に飾ったことに端を発している。

母の日にカーネーションを贈る風習も、この行為がもとになっているそうだ。

時代によっては、母が健在な人は赤いカーネーションを手にし、母を亡くした人は白いカーネーションを……と区別されていた。

しかし近年では、贈る人、贈られる人の好みに応じて、赤はもちろんピンク、紫、オレンジといったさまざまな色のカーネーションが選ばれている。定番なのは、「母の愛」「愛を信じる」「熱烈な愛」といった花言葉を持つ赤色の花らしい。

それでは次のページから、華麗に登場するマリアの母をめぐる騒動をお楽しみください!!