男性のダメなところばかり目についてしまうのはなぜ?
「素敵な恋をしたいとは思っているのですが、出会う男の人のダメなところばかりが目について、心の中でどこかバカにしてしまう自分がいます。どうすればいいですか?」
素敵な彼がほしいとは思っているけれど、出会う男性たちには魅力を感じられず、心の中で厳しい評価を下してしまう。
そのようなネガティブな感情を強く感じている状態では、恋する気持ちを感じることはむずかしくなり、ようやく素敵な人に出会えたと思っても、ふとした瞬間に恋心が一気に冷めてしまうという経験を繰り返すこともあるかもしれません。
自分とは合わないと感じる男性に、無理に恋心を感じる必要はもちろんありません。
しかし、もし自分の中に湧き上がってくる男性に対するネガティブな感情が、恋を始める障害となっているのかもしれないと感じる場合には、そんな感情の下に別の感情が眠っている可能性を考えてみましょう。
一般的に、女性が男性に対して厳しい視線を向けてしまうという場合、その厳しさは自分に対しても同じように向けられていることが多くあります。
自分に対しても辛辣な言葉を投げつけていると気づいた場合は、すでにお伝えしたように、自分にやさしく寄り添うことができるようになると、自然と男性に対する厳しい視線も緩めていくことができる可能性があります。
また、自分の心に寄り添い原因を探っていくと、まったく別の思いもよらない原因にたどりつくことがあります。
たとえば、夫に対して日常的に文句を言ったり、否定的な発言をしたりする母親の様子を見て育った場合、いつの間にか母親の考え方や態度、言葉遣いなどをコピーしてしまうことがあります。
コピーしてしまう理由は、単純に多くの時間、その環境に身を置いているからそれが自然なこととして学習してしまったと言うこともできますが、心理学的にはもう少し別の見方をすることもできます。
その一つは、「母親の味方になってあげたかったから」という理由です。