「落ち着いたらYouTubeは控えたい」

現在は、損害賠償金返済のため目まぐるしい日々が続くも、将来的に「YouTubeの露出は減らしていきたい」と吐露する。

2月は毎日出勤、3月以降も定期的に登場するという
2月は毎日出勤、3月以降も定期的に登場するという

「損害賠償の返済目処が立ったら、YouTubeの投稿は控えると思います。インフルエンサー業に注力すると、どうしても数字を気にしてしまうので、仕事優先に考えて消耗してしまいます。

以前であれば、再生回数や登録者数といった数字を、自分の存在価値だと盲信していましたが、これからは自分のペースを大事にしていきたい。

動画を発信するにしても、ファンが求めているコンテンツというより、自分が好きなときに撮影する趣味に近い発信や、たまにコラボするスタイルが理想的ですね。

単に目先の数字やお金が欲しいなら、迷惑系や炎上系などの方法はありますが、結局その先に何が残るのか考えると現実を突きつけられる。インフルエンサーとして炎上を経験した身からすれば、そもそも本当に価値がある商品であれば、別に広告塔を起用しなくても売れることも痛感しています。

これからは好きな編み物の延長線上で、自分で出資や梱包を行う毛糸のブランドを立ち上げるなど、ファンに残っていくものを作り上げていきたい。重盛さと美さんみたいに、自分でミュージックビデオを撮影して、その収益で曲作りをしたり、写真集を発売して自分で梱包したり、そういう人間味にファンがついてくる姿を目指していきたいですね」

店舗入り口で1枚
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 子役、読者モデル、YouTuber、代表業と、時代ごとに肩書きを変えてきたてんちむ。これからはまた別の一面を見せてくれるかもしれない。

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取材・文/佐藤隼秀 撮影/野﨑慧嗣