「1日1食カップ麺、エゴサーチ生活」から一転、出馬へ 

3月に入り、「103万円の壁」の引き上げを訴える国民民主党や、高校授業料無償化を掲げ予算案に賛成した日本維新の会が注目を集めていたなか、予算案が衆院を通過した後に立憲が注目を集めたニュースは「参院比例代表に蓮舫氏擁立で調整」というものだった。

蓮舫氏といえば、昨年夏の都知事選に出馬して3位に終わり、しばらくほとんど表舞台に出ていなかった。本人は、現職の小池百合子都知事だけでなく、東京では当初ほとんど知られていなかった石丸伸二氏にも負けたことが相当ショックだったようだ。

「以降、しばらくは1日1食、それもカップ麺のようなものしか食べず、1日中自宅でエゴサーチをしているような状況でした。自身に対する批判については『いじめの構図だ』として、一部にはX上で自ら反論。周囲が『批判する人にも言論の自由があるのだから』『ネット上のアンチコメントは見ないほうがいい』と忠告したのですが、聞く耳を持たず、の状態でした」(立憲関係者)

都知事選での蓮舫氏(本人SNSより)
都知事選での蓮舫氏(本人SNSより)
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 「蓮舫氏は、かつて自身をX上で『自分中心主義』と揶揄した朝日新聞の記者にも激怒。記者は立憲の担当者にも面会して謝罪し、担当者も水に流そうとしていました。しかしその後も蓮舫氏は朝日新聞社に説明を求め続けるなど、かなり根に持っていたようで、さすがに周囲もドン引きしていました」(朝日新聞関係者)

ただ、しばらくすると立憲議員との会食を再開し、昨年10月の衆院選では、都内で立憲候補の応援に入るなど、着々と国政復帰に向けた準備を進めてきた。

「昨年7月の都知事選で惨敗した直後の10月の衆院選では早すぎるとして、出馬は見送られました。ただ、蓮舫氏や周辺は今年の参院選出馬を見据えて動き、年明けには出馬の流れが固まっていました」(立憲関係者)