立ってする派はどれくらい? 年齢別のアンケート

男女共用トイレで立って用をすることに対しては、女性からだけではなく、座り派の男性からも批判の声が相次いでいる。

〈立って小便するやつ男からしてもマジ迷惑〉

〈洋式は全て「座ってする人専用」にしてほしい。新幹線には男性用小便器ついてるんだから、立ってしたい人はそっち行けばいい〉

〈座ってする男からすると、男女で分けるんじゃなくて、立ってするか座ってするかで分けてほしい〉

〈女子トイレのことはわからんが、男は使い方汚いからね。新幹線とは関係ないが、個室の洋式便器で便座上げずに立ち小便するやつと床をベタベタにするやつを何とかしてくれ〉

実際に洋式トイレで立ったまま用を足す人はどれくらいいるのだろうか。一般社団法人日本排尿機能学会が2024年11月に「排尿姿勢に関する疫学調査の集計結果」を発表している。

自宅のトイレで座って排尿すると答えた男性は、年齢が若いほど多い。20代は69%、30代は66%、40代は57%、50代は54%、60代は52%、70代は50%、80代は47%、90代は37%となっていた。

また、どの年代でも既婚者のほうが独身よりも座って排尿している割合が高く、パートナーへの配慮などから座っていることがわかった。

新幹線の多目的トイレ
新幹線の多目的トイレ

この結果を踏まえて、「新幹線ユーザープロファイル調査2021」を見てみると、新幹線利用客の割合は、40代〜60代男性だけで半数以上を占めている。つまり、利用客の約半数が立ったままトイレで排尿する派なのだ。新幹線は自宅とは違って揺れもあることから、立ったまま排尿するのは周りを汚してしまうリスクが高い。男女共用トイレが汚い理由がなんとなく見えてくるような気がする。

そこでJR東海に、「新幹線のトイレは座って排尿することを推奨しているか?」と聞いてみたが、「すべてのお客様が快適にご利用いただけるよう、周囲へのご配慮をお願いいたします」との回答があるのみで、排尿時の姿勢に関する明確な答えはなかった。