元妻に「裁判で色々聞かされると思うけど、信じないでね」
これに先立ち10月15日に行われた論告求刑公判には、長田被告と離婚した妻の共通の知人男性が傍聴に来ており、「(被告は)普段はどちらかというとしゃべらずにいられない人だったので、(今日は)大人しくは見えたんですけど。本人が法廷でしゃべる場面があったんですけど、整理ついてない感じで、何が言いたいのかがちょっとわからなかったですね」と集英社オンラインの取材に答えた。
知人によると、この日は犯行当時に同園の園長だった長田被告の父親も傍聴に訪れていたという。
「父親は一応縁は切ってたけど、やっぱ気になって来ていたのでしょう。公判で長田はお兄さんをボロクソに言っていたから会わせられないでしょうし、母親は『もう一生顔見たくない」『気持ち悪い』って…。でも『自分の子育ては絶対に間違ってなかった』とも(事件発覚後も)強弁していたようですが…」
長田被告は元妻に謝罪の手紙を送っている。手紙では出会い系アプリで不特定多数の女性に接触を取っていたことも触れていたという。しかし…
「理由があるけど言いたくないみたいな。裁判で色々聞かされると思うけど、信じないでねみたいな。もうずっとそんな感じの内容だったようです」
元妻はさすがに愛想を尽かして裁判の傍聴に来る気も失せたそうだ。子供たちの養育費を負担するつもりかどうかも長田被告はきちんと説明できなかったという。
自分が父親だっていう認識もないし、保育園の先生だっていう認識もおそらくないでしょう。これまで父親らしいこともしてきてないんですよ。そもそもほとんど家にいない、平日や土曜日は仕事といいながらマッチングアプリばかりして、日曜日はバイクが好きなので、ツーリングへ行ってしまう。多分、下の子は父親の存在をわかんないんじゃないかなって思うぐらい、夜帰ってくるのが遅かった」
知人は拘置中の被告の様子も知っていた。
「妻や親族が面会に行くと、初めは泣き崩れるかと思ったら、自分の擁護ばっかりだったようです。妻が黙っちゃうぐらいずっと自分のことばかりで、なんて反省のない人なんだなと呆れていました。弁護士も半分さじを投げていた」
判決言い渡しでは、裁判長から厳しい言葉が並べられたものの、求刑より1年「おまけ」してもらった長田被告。被害者家族が「去勢して一生独房から出さないでほしい」と慟哭した鬼畜は今何を思うのか……。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班