「ウケ狙いではなく、昔からの言葉です」
―売上のほうはいかがですか?
「おかげさまでいろいろな所で大きく取り上げてもらっていて、空港、県内の主要スポットやスーパー、ほかにもゴルフコンペの賞とかでも採用していただいています。本当にありがたい次第です」
―どうしても名前の由来が男性器の“ちんちん”をイメージしてしまいますが。
「それを言われましても…郷土菓子なので許してください」
―クレームなどはありますか?
「それはないですね。皆さま、理解された上で購入してくださっていますので」
―念のため確認ですが、ウケを狙ってつくったわけではないのでしょうか?
「それはありません。狙ってやるには勇気もいりますから。昔からの言葉です」
―まあ、方言ですしね。
「はい。でも、ちょっと待ってください…たとえば小さい自転車を『ちんこ自転車』とは言いませんよね…すみません、あまり精度を求めないでいただければ(笑)」
―最後に、インターネットで昨日から盛り上がっていますが、感想は?
「ネットの声はチラっと拝見しました。少しでも薩摩川内市のことを知ってもらえれば嬉しいです。それにふるさと納税もありますから、ぜひ興味を持っていただけたらと思います」
取材に応じた広報担当者いわく、名前の由来に諸説あるという「ちんこ団子」。
静岡県浜松市出身のデスクによれば、浜松市や愛知県の一部では「非常に熱い状態」のことを「ちんちん」と言うらしい。
ほかにもXでは「鳥取では親しい仲を“ちんちん”という」「石川県と富山県には『ちんちんかく』(正座をする)など、「ちんちん」にまつわる方言についてユーザーから多くの声があがっている。
正確なことはわからないが、少なくとも「ちんこ」や「ちんちん」は日本で古くから伝わる言葉であることは間違いなさそうだ。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班