「そこまで必死にモテようとしたくない」

「レンタル彼女」というものを10年やってきて、今では恋愛に悩む人を受け止めるだけでなく引き上げられないかと思い、数年前から彼女ができたことのない人や、マッチングアプリで苦戦する人の、外見やコミュニケーション力向上のサポートをする、サポート・コンサル事業を行っている。

先日、恋愛サポートアカウントでこんなポストがバズった。

実際のポスト
実際のポスト
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「彼女がほしいからアドバイスをください」と私のカウンセリングを受けてくれた男性の唇がカサカサだったので、リップクリームを塗るように指摘したポストだ。

こんな内容がバズるなよ、とも正直思ったが、私と依頼者の男性、それぞれに感情移入する人がそれだけ多かったようだ。

そもそもこの指摘は、恋愛アドバイスというより「あ、切り傷あるよ。絆創膏貼りなよ」と言うのと同じような感覚だった。それに対し「そこまで必死になって、モテようとしたくない」と返す男性のズレ。彼に恋人ができるまでの道のりは、万里の長城なみに長そうだ。

前提として、私は「リップクリームを塗る=モテるのに必死」という認識に驚いた。リップを塗るだけでモテるのならば苦労はしない。あまりにも「必死」の程度が低すぎる。本物の“モテるために必死に努力している人間”に謝った方がいい。