イキって友達が少なかった川村容疑者
大学では教育学科の「初等教育コース」に在籍する川村容疑者は小学校の教師を目指していた。小学生の頃から算数とバスケが得意で、中学時代はバスケ部、高校でも成績は優秀だったという。
「葉音さんは優等生で遅刻や欠席もほとんどなく、先生からの評価もよかったと思います。1学年は約110人で常にテストでは常に20位以内にいて、学年2位を取ったこともあります。基本的に真面目なので、授業も静かに一生懸命受けていたし、部活もバドミントン部で頑張っていた印象があります。ただし…」
高校の同級生だったという女性は言いよどんだ後、こう続けた。
「陰キャでクラスでのカーストも下の方なのに、周りの陽キャやヤンキーに憧れて、イキっている感じはありました。自分を強くみせたいのか、休み時間に机の上に足を乗せたり、態度を悪くしたりしていました。
反発している自分がかっこいいと思ってそうで、強がりたいけど強がりきれてない感じでしたね。周りからは避けられてました。友達も3人くらいしかいなかったと思います。話し方は明るいけど、多分無意識に上から目線でマウントとろうとしてくるタイプです」
川村容疑者は、こんな悪口も言われていたという。
「いじられキャラで、入学当初から陰で『カエル』と呼ばれていました。本人は陰でそう呼ばれていることに気づいていたけど、あんまり気にしてない感じでメンタル強いなぁと思っていました」
年頃の少女にとってトラウマになったのかもしれない。川村容疑者は当時から肉食系少女の一面も発揮していた。
「モテはしないけど、とりあえず彼氏がほしいって感じで、遊んでるチャラい男子とかに自分からグイグイ行く肉食系でした。彼女がいる男子にも毎日告白するくらいでしたが、フラれ続けている時期もありました。
高3くらいまでは、彼氏をとっかえひっかえしていましたが、高3から彼氏に一途になって、しばらくその人と続いていて、インスタのストーリーにあげているところをよく見ました。
最近もストーリーにバイクに乗ってる写真をあげているのを見たし、高校時代から変わらずにイキってる感じはありました。ただ、今回の事件で葉音さんは巻き込まれただけな感じがします。自分からやれと言うタイプでもないと思うので」
高校時代に川村容疑者、八木原容疑者と仲が良かったという別の女性はこうも証言する。
「川村さんは、すぐ物に当たったり、友達のためならと手を出しちゃうこととかはあったかなと思います。後、周りからあまり評判が良い方ではなかったと思います。八木原さんは、物事をキッパリ言う、あまり隠し事をするタイプではなかったです。でも、喧嘩になると口調がきつくなるかなって感じです。長谷さんのことは私は今回の事件のニュースで初めて知りました」