治安の悪さを指摘されている場所

少し通ってみただけでも、なんだかいかがわしさを感じる今の秋葉原。いったい、この街で何が起こっているのだろうか。今回話題になった投稿をした「秋葉原PLUS(+)」の管理人である黒井さんに話を聞いてみると、秋葉原の治安に関して思うところを、詳細に明かしてくれた。

「まず今回、“秋葉原がそんなに楽しい場所ではなくなってきている”とポストした件ですが、秋葉原がここ数年で随分と雰囲気が変わったことが理由にあります。路上のゴミは昔に比べると明らかに増加し、駅構内でもゴミが放置されている。また、シールや落書きによって公共物は汚されています。

さらに駅前の路上ではエンジンを吹かしての集会、深夜の爆音による路上走行集団、郵便ポストをテーブル代わりにしての飲酒などなど、かつてはいなかったタイプの人が集まっているのです」

落書きされた道路標識(秋葉原PLUS(+)提供)
落書きされた道路標識(秋葉原PLUS(+)提供)
深夜に爆音で集まるライダーたち(秋葉原PLUS(+)提供)
深夜に爆音で集まるライダーたち(秋葉原PLUS(+)提供)

以前までは、“趣味を目的”に人が集まっていた街が、近年では秋葉原という繁華街に“なんとなく”集まる人が多くなったと感じているという。

実際、趣味の店が減っているため、目的の店をしっかり調査してから訪れないと、繁華街化した街に嫌な思いをして帰ることになってしまうのでは? と黒井さんは感じたという。

さらに“局地的にヤバい”という印象的なワードについても、その真意を明かす。

「秋葉原の繁華街化(コンカフェの台頭、コンカフェ嬢を対象としたメンコンの増加、酒類提供の居酒屋の増加、深夜営業化などなど)が激しく、街の雰囲気として、怪しい店が秋葉原に増えてきた印象があります。

今回ポストしたことによって、SNSでは多くの人が、秋葉原に感じている“局地的にヤバい”部分を挙げていましたが、それぞれ違ったポイントを指摘していたことが、個人的に非常に面白く感じました」