堀江貴文が「M-1グランプリの高視聴率は日本人の言語能力の低さを反映している」と断言するワケ
いまや暮れの国民的イベントともいえる「M-1グランプリ」の予選が今年もはじまっているが、堀江貴文氏は「ぶっちゃけ私は、M-1はつまらないと感じている」「観客が爆笑していても私はまったく笑えない」と話す。いったいなぜか?
堀江氏の新著『ニッポン社会のほんとの正体 投資とお金と未来』より一部を抜粋、編集してお届けする。
ニッポン社会のほんとの正体 #2
とにかく明るい安村の活躍
芸人にとって、M-1グランプリはその後の活躍のために必要な場だとは理解している。しかし、M-1的なお笑いだけでは、お笑い界は頭打ちになるのではないかとも思う。
実際に、日本の芸で世界に通用しているのは、M-1グランプリでは絶対に評価されないようなネタだ。
たとえば、とにかく明るい安村さんが、イギリスの人気テレビ番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」の会場で大ウケしたことを知っている人も多いだろう。
その後、アメリカの人気テレビ番組「アメリカズ・ゴット・タレント」(AGT)にも出演し、ここでも大爆笑をかっさらった。また、チョコレートプラネット扮するTT兄弟もAGTの会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
彼らの芸は言葉の壁を超え、世界に通用したのだ。今後、あえてM-1グランプリ的な笑いを追求しない芸人こそが、これからの日本のお笑いを支えていく気がしている。
※1 日刊スポーツ「『M-1グランプリ』視聴率は関東17.2%、関西28.0% 昨年は30.1%」(2023
年12月25日)
ニッポン社会のほんとの正体 投資とお金と未来
堀江貴文
2024/9/27
1,650 円(税込)
224ページ
ISBN: 978-4198658441
発売前から話題沸騰!!!
「お金「投資」「ビジネスの勝算」「日本人の知性」
何を信じ、何を疑うべきか?
楽しくて、ためになる、ニッポン社会読本!
■「オルカン」「S&P500」は買うな
■いまこそ「日本株」だ
■「現金信仰」が日本の生産性を下げる
■「現金」にひそむ闇
■「得する制度」と「損する制度」
■「勝つ会社」と「負ける会社」
■「日本語」を読解できない日本人
■長文にパニクる日本人
「世の中はあたまのいい人が得するようにできている。残酷だが、それが真実だ。だから知ろう。あなたにとって何が得なのか? 何が損なのか? そしてそれはどうしてなのか?」(著者)
日本の現在地は?
あなたは何をすべきか?
ホリエモン渾身、サバイバルの手引き!
■目次
第1章 「投資」は希望だ
・完全なる投資家ファーストの到来
・「オルカン」「S&P500」は買うな
・いまこそ日本株を買え
・NISAの限界
・投資の3つの鉄則
・「死者のマインド」を持て
ほか
第2章 「お金」の真実
・ふるさと納税に隠された本当の狙い
・退職金=転職ペナルティ
・マイホームを買っていい人の条件
・住宅ローンという名の押し売り
・良い借金、悪い借金
ほか
第3章 「ビジネス」の勝算
・なぜ起業家は「上場」を目指すのか
・非上場を貫くスペースX
・楽天モバイルの功罪
・格安SIMを使え
ほか
第4章 「日本人の知性」の危機
・なぜ科学的根拠が通じないのか
・日本語を「理解」できない日本人
・長文にパニクる日本人
ほか
第5章 「権威」はヤバい
・悪名高き日本の「人質司法」
・「HERO」でも正義の味方でもない検察
・大学に行ってはいけない
ほか