“寿司を飲む”ほどの巨漢で心配される健康状態
一方、永田町で存在感が際立つのは、その弁舌やブレない政治姿勢ばかりではない。「110キロ超」といわれる巨漢ぶりも異彩を放つ。
「気づいたときにはデカかった」と振り返るのは、今治市に住む村上家と長年交流のある支援者。国政に初挑戦したときから政治家としての歩みを見てきたこの支援者は、村上氏の〝巨大化〟の事情をこう慮る。
「初当選(1986年)のときは痩せていたみたいなので、議員になってからいろいろあったんじゃないかと思います。たぶんストレスだと思いますね。やっぱり議員っていろいろ大変だし。
ストレスあると食べちゃう人と喉通らなくなる人に分かれるけど、彼は食べちゃうタイプじゃないかな。まぁあの体型見てもらったらわかると思いますが、昔からびっくりするくらいよく食べる人でした。
この間も、なじみの寿司店のオヤジが『寿司を飲んでたぞ!』って(笑)。もう寿司を飲み込むようにバクバク食べてたみたいで」
前出の市議も、「あれでもずいぶん痩せられたほうで、一時期はもう歩けないくらい太っていた。杖もついて、もう立っておられんくらい太って。今はだいぶ体重減らしたよ」と打ち明ける。
国会では、巨体を支えるために一時は両手に杖をついて移動していたが、心配なのは体調面だ。永田町では、国会議員としての激務に加え、標準体重をはるかにオーバーした肥満からくる病気の懸念も取り沙汰されるが……。
「健康状態は?」と問うと、支援者は声を潜めてこう明かす。
「誰にも言わないんですよ。内臓とかっていうよりは膝が悪い。歩くのがしんどいのは間違いない」
膝に爆弾を抱えながらも政治家としての信念を貫き、ついに党の「主流派」として入閣を叶えた村上氏。地元からも活躍を期待する声が高まっている。
間近に迫った衆院選を勝ち抜き、屋台骨として石破政権を支えきることができるか。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班