その仕事ぶりは地元市議も絶賛

こうして「党内野党」を地でいく村上氏について、前出の市議は「理想論を掲げて政治をやってきたんやな、理想に向かってるんやけど、現実にはなかなか方向的には難しいんやないかな」と苦笑交じりに言う。

ただ「自民党の枠内やなしに、野党に対しても同じ考えならきちんと協力するし、モノもはっきり言う感じやね。今治は海運造船の街になったけど、海運造船業界は村上さんにだいぶ頼っとるところあるんじゃない?」と見た目どおりの剛腕ぶりと地元での影響力を評価。

さらに「やることはやるし、とにかくウソがない人やわ」と孤立することもおそれない反骨精神と切れ者ぶりにも太鼓判を押す。

(山本博司参院議員Facebookより)
(山本博司参院議員Facebookより)

市議がさらにこう続ける。

「自分がこうと決めたらテコでも動かん感じで。誰彼なしに捕まえて、論戦を仕向ける感じやね。あと、立候補のときとか、必ずグラフとか折れ線とかの入ったデータをどんどん出してきて、画面に映しながらこうでああでって演説するんですわ。

財政やなんかでも年代別に出して、きちっと理論立てて解説して、5年10年先を見据えてきちんと数字を出しながら訴える。今まで数多くの国会議員を見てきたけど、あの人みたいに理論立ててやる人は見たことない。ああいう人はいないね」

グラフで説明する村上氏(本人Facebookより)
グラフで説明する村上氏(本人Facebookより)

 他の自民党系の市議も、「もう40年くらい応援しよって、東大も出とるし総理大臣になるかと思っとった。ちょっと変わったとこがあるけど、ブレない芯のある、はっきりと物は申す人や。

今は石破総理に近いけど、石破さんがだめなときもきちっと物は申すんじゃなかろうか」と期待を寄せる。