対する立憲は「党内のムードは枝野氏に」

自民が「看板の付け替え作業」にいそしむ一方、元気がないのが立憲民主党だ。立憲も今年9月に代表選を予定しているが、現在の有力候補は、泉健太代表と枝野幸男前代表だ。

とくに、枝野氏はお盆前に立候補を表明し、21日には記者会見を開く予定だ。枝野氏が所属するリベラル系グループ「サンクチュアリ」も19日に総会の開催を予定するなど、枝野氏サイドは鼻息が荒い。

枝野幸男前代表(本人Facebookより)
枝野幸男前代表(本人Facebookより)
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立憲議員も「党内のムードは枝野氏に傾きつつある」と明かすが、「進次郎氏や小林氏ら40代が出てくる総裁選に対して、こちらは前代表の返り咲きでは新鮮味に欠ける。枝野氏では、都知事選で石丸伸二氏に投票したような、既存の政治に嫌気がさしている層を取り込めない。そうした有権者は進次郎首相が誕生したら、自民に投票するのでは」と、進次郎首相誕生の可能性を前に、危機感を抱く。

進次郎氏は、圧倒的な国民人気を誇った父と同様、来年秋までに行なわれる総選挙で、政権奪還以来最大の危機とも言われる自民党を救うことができるのか…?

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班