贈る側は「何を贈ればいいかわからない」
一方、ギフトを贈る側はどうなのだろうか? 同社の調査によると「今年の母の日・父の日にギフトを贈るか?」と聞いたところ(アンケートは母の日以前に実施)、「贈る・すでに贈った・贈る予定」と回答した人は、母の日が78%、父の日が61%という結果に。
さらに今年の父の日にギフトを贈らないと回答した人(子ども)を対象に贈らない理由を聞いたところ、「父の日にギフトを贈る習慣がない」と答えた人の割合が21%ともっとも高く、次いで「何を贈ればいいか分からない」が20%だった。
まさに記者も「何を贈ればいいのか」毎年、頭を悩ませている。
周りに聞いても「父の日に特別にプレゼントを渡さず、母の日に合わせて一緒に食事するくらいかな」(50代女性)、「何がいいかわからず、結局食べ物になる」(20代女性)、「実父には欲しいものをヒアリングするけど、義理の父には夫婦間でお互いギフトはあげないと決めている」(30代男性)、「いつもマンネリになり、考えるのが面倒でここ何年かスルーしている……。ちょっと気まずい」(30代・女性)とギフト選びに悩んでいるようだ。
同社の2024年の父の日の調査においても、76%がギフト選びに悩んだ経験があり、その理由として「欲しいものを聞きづらい」36% 、「どこで買えばいいかわからない」 25%「お金・予算がない」 25%と挙げられている。
調査の結果を見ていると、父親には、欲しいものを聞きづらく、母の日と比べて、カーネーションを贈るなど象徴的な贈り物の例がなく、何を贈ればいいかわからず、スルーしてしまっているケースがあるようだ。