「同期ガチャ」もスピード退職の理由に?

今年も新入社員のスピード退職が大きな話題となっている。4月初旬には、入社してからすぐに辞めてしまう超スピード退職がテレビなどでも報じられたが、ゴールデンウイーク明けの5月になると今度は、五月病から退職を決意するパターンも増えているという。

仕事を辞めてしまいたくなる理由の一つとして、ここ最近注目を集めているのが「上司ガチャ」や「配属ガチャ」。2021年に「親ガチャ」という言葉が流行語大賞にノミネートされるなど社会的問題にもなったが、昨今は自分を担当することになった上司とそりが合わない「上司ガチャ」失敗、希望する部署に配属されない「配属ガチャ」失敗といった理由で、仕事を辞めるケースが相次いでいる。

一緒に働くのは無理! “同期ガチャ”失敗で悩む新入社員が増加中… 媚び売り、意識高い系、上から目線で「キミ、ほんとやばいね」な同期たち_1
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そしてここに、「同期ガチャ(同僚ガチャ)」なるものまであらわれ、新入社員のメンタルを削っているというのだ。同期ガチャとはその名の通り、自分の同期が誰になるのかを指すもの。これに失敗すると途端に会社に行く気力を削がれ、“転職”の二文字が頭に浮かんでくることらしい。

同期ガチャの失敗として挙げられる一つ目の例が、同期が上司に媚びを売りすぎるタイプであること。入社したての同期が上司に媚び売っている姿を見ると、周りは「自分もそうしないといけないのかな?」「自分は愛想悪いと思われるのでは?」と焦りだして、余計な心配や思惑が生まれてしまうのだ。

また、勝手に媚びを売っているだけならまだいいが、周りを巻き込んでしまうケースもある。4月中旬、Xにて〈同期が研修が今週で終わるので、感謝の気持ちを込めて人事に人数分の色紙をプレゼントするとか言い出した。マージキモイ。学校じゃねーんだよ〉〈色紙だけでなく、お酒用のガラスも人数分プレゼントすることが決定しそうな模様。ふざけんなまじ〉というポストが投稿されると、ポスト主に同情する声が殺到した。